引用元:産経新聞
東京マラソンで大迫傑(リーニン)が新たな扉を開く。昨年12月のバレンシア・マラソンで自身3度目の日本記録を更新した34歳は「いいトレーニングができた。気負いなく、自然体の状態でレースができる」と表情は明るい。
バレンシアでは、鈴木が2021年に出した日本記録を1秒塗り替える2時間4分55秒をマークし、MGC出場権も獲得。そこから約3カ月での参戦だ。これまでレース間隔は「半年から8カ月は開けていた」。ただ、海外のトップ選手が短い間隔でレースに出場する姿に向上心をかき立てられた。「靴もトレーニングも進化している。僕も走れるんじゃないか」。新たな挑戦を決めた。
バレンシア後、休養は数週間で、練習を再開した。「やってみると、体の戻りがいつもより早かった」。1月の米ボルダー合宿も順調で、手応えもある。もっとも「マラソンは蓋を開けてみないと分からない。ミステリーボックスを開けるような感じ」と笑う。
心拍数などのデータを反映した練習を重ねた効果もあり「なんか元気になっている」。日本記録については「こだわりはない。(誰かに)更新されようが、自分の記録を超すための努力をするだけ」と冷静に前を見据えた。(田中一毅)


