吉田響は脱水症状で失速し34位 磁気テープは全身に100枚以上/大阪マラソン

吉田響は脱水症状で失速し34位 磁気テープは全身に100枚以上/大阪マラソン

大阪マラソン(22日、大府庁前-大阪城公園=42.195キロ)初マラソンに臨んだ吉田響(サンベルクス)が8キロ手前からペースメーカーを置き去りにして独走。日本記録を上回るペースで飛ばしたが、30キロを過ぎてから急失速。37キロ過ぎで優勝したイブラヒム・ハッサン(ジブチ)に先頭を譲ると、次々と後続にも抜かれ、2時間9分35分で34位に終わった。

脱水症状を起こしており、フィニッシュ後は車いすで救護室に運ばれ、取材には応じられなかった。サンベルクスの田中正直総監督は「5キロ、10キロ、15キロとスペシャルドリンクが取れなくて、脱水症状になった」と説明。「脱水しながら2時間10分を切ったのはよかった」と健闘をたたえた。

吉田は創価大時代に箱根駅伝の花の2区で日本選手歴代最高タイムをマーク。今年元日の全日本実業団対抗駅伝の2区で22人抜きを演じ、満を持して初マラソンに挑んだ。この日は磁気テープを全身に貼りまくった姿が話題になった。田中総監督によると「朝6時半くらいから自分でペタペタと100個以上貼っていた。神経を刺激し、柔軟性を高めるためらしい」。給水所でスペシャルドリンクを取り損なうのも目立ち、最初の3カ所と25キロ地点でも取れなかった。

ゼネラルドリンクを飲んだ後、丁寧にゴミ箱に捨てるなど独特のパフォーマンスも発揮していたが、脱水症状を起こしてからは目もうつろになり、蛇行しながらの走りになった。田中総監督は「給水を含めてレースへの対応を考えていきたい」と話した。