◇大阪マラソン(2026年2月22日 大阪府庁前~大阪城公園内、42・195キロ)
24年大会覇者の平林清澄(23=ロジスティード)が2時間6分14秒で日本人最高の5位に入り、28年ロス五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。
衝撃的なマラソンデビューを飾った大阪の地で「冬眠から目覚めた」。平林はスタートから安定した走りを続け、後半の37キロ付近でペースメーカーより先を独走していた吉田響を捉えた。「人の予想のななめ上を行く人だと思っていた。その範囲を広げてはいたけど、さらに上を行った」と笑った。
国学院大3年で挑戦した24年大会は当時の日本学生記録だけでなく、初マラソン日本記録もダブルで更新して優勝。「完全にフレッシュな気持ちで怖いものなしで走っていた」。ただ、昨年2月の別府大分毎日マラソンは一時トップに立つも終盤に失速して9位に終わった。「何もかも失ったような顔をして帰った」と振り返る。その後、大学を卒業して1人暮らしを始めるなど、競技以外でも環境の変化が重なり、何事も上手くいかなくなったという。部屋の中にはマットレスと段ボールの机しかない生活を2か月ほど続け、「日常生活を整えるのが先なのか、そこからわからなかった」と苦しい時間を過ごした。
9月の東京で行われた世界陸上を観て気持ちに変化があった。「本当は見に行きたくなかったけど、“やっぱりマラソンやりたい”と思った。周りの人の支えや、勝ちたいなという気持ちが大きかった」と徐々に走りも気持ちも上向きに変化。今年1月のニューイヤー駅伝では2区3位に入る好走を見せた。
目標としていたMGC出場権を獲得し、ロス五輪へ前進。「ひと安心。海外マラソンでタイムアタックにチャレンジしたい」。苦しかった冬眠から目覚めた平林がさらに強くなる。
【大阪マラソン】平林清澄「冬眠から目覚めた」 日本人トップ5位でMGC出場権獲得
引用元:スポニチアネックス


