「壁なく競い合い」大牟田から集団転校の鳥取城北4位 全国高校駅伝

引用元:毎日新聞
「壁なく競い合い」大牟田から集団転校の鳥取城北4位 全国高校駅伝

 ◇全国高校駅伝・男子

 ◇7区間42・195キロ

 ◇4位=鳥取城北、2時間2分11秒

 鳥取城北の2区を任されたのは山根爽楽(そうら)。4月に大牟田(福岡)から集団転校してきたチームの中で、もともと鳥取城北にいた選手として唯一の出場だった。

 赤池健監督が「雲のかなたまで有頂天になる選手」と爆発力を期待しての起用だった。

 3位でたすきを受けた山根は「楽しみと緊張が半々だった」。2人に抜かれたが、粘って5位でつないだ。力を出し切り、チームの4位入賞に貢献した。

 これまでの鳥取城北の最高成績は2年前の30位で大きく更新することになり、「全国で優勝争いができたのは良い経験だった」と笑顔を見せた。

 今春、赤池監督とともに大牟田の選手が転校してきた。大牟田は前回大会2位で全国優勝5回の強豪だ。山根は「初めはレベルが違いすぎてびっくりした」と振り返る。

 それは大きな刺激にもなった。「良い走りをしても上がいる。もっと頑張ろうという気持ちが保てた」

 もともと鳥取城北にいた選手は、11月の県予選ではゼロだったが、成長を遂げた山根がメンバー入りした。転校してきた主将の宗像琢馬は「壁なく競い合ってきた結果」と胸を張る。

 山根に1区3位でつないだエース・本田桜二郎も「底上げができた。(転校した)自分たちが良い影響を与えられたならうれしい」とはにかんだ。

 宗像は「後輩たちには次の伝統を築いていってほしい」と鳥取城北の新たな歩みの始まりを期待した。【深野麟之介】