アスリートに対するSNSでの誹謗中傷などが近年問題となる中、新しい応援文化の醸成と、選手が安心して競技に打ち込める環境づくりを目指すプロジェクト「RESPECTion!(リスペクション)」が発足し、同推進委員会が26日、東京都内で会見を開いた。共同代表に青学大陸上部長距離ブロックの原晋監督(59)、弁護士で早大スポーツ科学学術院の松本泰介教授(45)が就任。5つの活動指針を宣言した。
原監督は会見で、「実は本学でもですね、箱根駅伝に勝ちますと、多くのファンレターをいただきます。ひとつご紹介させていただきますと、大阪の、とある高齢のおばあちゃまからお手紙をいただいたんですね」と切り出し「うちの孫は普段は積極的でもないし、体を動かすこともないし、どちらかと言ったら内気な孫だったと。しかし、小学校の卒業論文の中で『僕はマラソン大会、足が遅い、いつも皆の後ろの方を走っている。でも負けたくない。青学の駅伝選手の学生さんは、みんなたくさん練習して努力して、あんな成績を収めているんだ。テレビを通じて僕は感じ取った。じゃあ僕も一生懸命努力をして、マラソン大会頑張っていく』というような文章だった」と明かした。
続けて「おばあちゃんの手紙の中にはですね、卒業後、うちの孫は親の転勤に伴って米国にいくんだと。本当に心配で心配でしょうがない。友達はできるかな、引っ込み思案にならないかな、文化に寄り添えるかな、いろんな不安があった。しかしその運動会を通して頑張る孫の姿を見たときに、これは大丈夫だというふうに思えたと。そういった応援メッセージをいただいたんです」とエピソードを明かした。
原監督は「誹謗中傷のメッセージも数多くいただくことがあります。すぐに破り捨てるんですけども」と笑いを交えて明かしたが「そんなところから全くプラスなことは生まれない」と断言。「ただ箱根駅伝で勝った負けたじゃなくて、いろんな方々へのですね、影響力を発信しているのがスポーツなんだな、みんなを豊かにするんだな、明るくするんだなということをですね、私は改めて感じています」と実感をこめて語った。
青学大・原晋監督「大阪の、とある高齢のおばあちゃまからお手紙をいただいた」 リスペクション発足会見で、ファンレターの内容を明かす
引用元:サンケイスポーツ

