姉妹のたすきリレーで2年ぶりのVを目指す 母も神村学園で都大路準優勝 親子の夢もたすきに乗せて【全国高校駅伝】

姉妹のたすきリレーで2年ぶりのVを目指す 母も神村学園で都大路準優勝 親子の夢もたすきに乗せて【全国高校駅伝】

 ◆全国高校駅伝開会式(20日、京都市体育館)

 女子で2年ぶりの優勝を狙う神村学園(鹿児島)は留学生のムリティ・マーシー(1年)が故障で外れ、11年ぶりに日本人選手のみのオーダーで臨む。「しかも全員鹿児島出身なんです。オール鹿児島で頑張ります」と有川哲蔵監督は期待を寄せる。

 鍵を握るのは1区の瀬戸口凜(3年)と2区の恋空(こあ、1年)の姉妹。「1区と2区でしっかり流れを作ってくれれば」と有川監督は姉妹の走りで勢いをつけたい考えだ。鹿児島県大会、九州大会でも1区、2区で姉妹がたすきをつなぎ優勝への流れを作った。1区を走る姉の凜は「区間3位以内でつないで、2区以降が少しでも走りやすいような流れを作りたい」と目標を挙げた。姉のたすきを受ける妹の恋空は「お姉ちゃんの走りを見てスタートするのでしっかり上位を保って次の区間につなげたい」と意気込んだ。凜は今夏の全国総体女子3000メートルで8位入賞を果たしたチームのエース。夏は故障で走れず全国総体に出場できなかった恋空が秋以降に急成長してメンバーに入り姉妹のたすきリレーが実現した。「今までなら走れないときに弱音を吐いていたけど『ここを乗り切らなければ』と前向きに頑張っていた。気持ちが強くなったと思う」と凜は妹の成長に目を見張る。

 母の麻美さんも神村学園出身で2年のときに3区を走り準優勝した。2人は母が都大路を走る姿を映像で見て憧れ、母と同じ神村学園入学を決めた。麻美さんは「プレッシャーもあると思うけど、2人で力を合わせればそれにうちかつ力が出せると思います」と沿道で娘たちに声援を送る。

 都大路で姉妹がたすきをつなぐのはこれが最初で最後。「みんなが120%の力を出す走りを見せたい」と主将でもある凜は意気込んだ。母に見守られ2人で最高の思い出を作る。(前田泰子)

【OTTO】

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