ドジャースの山本由伸(よしのぶ)(27)がメガ進化している。今季の大活躍に太鼓判を押すのは、動作解析の専門家で筑波大学・体育専門学群教授の川村卓(たかし)氏だ。
「山本は地面に突っ張らせた左脚を起点に、身体全体を使って投げる″やり投げ投法″が有名ですが、今季は下半身に横回転を加えボールにパワーが増しています。メジャー投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞に最も近い存在でしょう」
侍ジャパンの絶対的なエースとして、3月6日のWBC初戦(台湾戦)でも3回途中まで無安打無失点と完璧な投球をみせた山本。前回WBC(’23年)と今季の連続フォーム写真を比較しながら、川村氏の解説を聞きたい。
①両脚がやや交差。
前回WBCのフォームに比べ左脚がバックスクリーンへ向いている。ひねりを生んで力を溜めている。
通常、右投手が高く上げる左脚は下げたまま。両脚への体重の乗せ方が良いためだ。
②今季フォームは下半身が横回転しているため右肩がやや下がっているように見える。
前回WBCのフォームは身体が捕手方向へ向けて平行移動しているので両肩と地面が水平だ。
「初動①のポイントは脚です。今季フォームは前回WBCのフォームに比べ、左脚がややバックスクリーン方向に向いています。下半身を横にひねりパワーを溜(た)めているんです。②で左肩に比べ右肩が下がっているのは、身体のひねりのためでしょう。一方、前回WBCのフォームでは、あまり身体をひねらず真っすぐ捕手方向へ平行移動している。そのため②では、両肩が地面と水平になっているんです」
③今季フォームは重心が右脚に残っているため胸のロゴがバックスクリーン側を向く。
前回WBCのフォームはキャッチャー方向へ真っすぐ。身体が捕手方向へ直線的に動いているので上半身はやや前のめりに。
③でも横回転の影響が出ている。
「今季フォームでの胸のロゴは、前回WBCのフォームに比べややバックスクリーン方向にあります。身体を横にひねることにより、右脚に重心が残っている証拠でしょう。ただ唯一不安なのは、ボールを握る右手と頭の位置が離れていることです。距離が長ければ、それだけ手は遠回りし腕に負担がかかります。ケガの原因になりかねません」
フォームを連続写真で解析!今季はサイ・ヤング賞の最右翼…山本由伸「″やり投げ投法″がメガ進化!」
引用元:FRIDAY


