第54回全日本実業団ハーフマラソンが2月8日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場を発着点とする21.0975kmのコースで、2026海外ハーフマラソン派遣選考競技会を兼ねて行われる。男子は前回優勝(1時間00分22秒)の市山翼(29、サンベルクス)が、「大会記録をしっかり狙います。順位は優勝です」と意欲を見せる。前回は3週間後の東京マラソンでも、2時間06分00秒と大幅に自己記録を更新して日本人1位と健闘した。今年も同様に東京マラソンに出場するが、全日本実業団ハーフマラソンに出場する“気持ち”が前回とは異なるという。
■「東京マラソンのためではなく」と言う理由は?
1年前、市山の自己記録は1時間01分11秒で今大会に臨んでいた。今大会は20年以降はすべて、日本人1位タイムは1時間1分を大きく切っている。「優勝とか考えず、61分半くらいで走れればいい」という目標で、どちらかといえば3週間後のマラソンにつなげることを意識していた。その走りでも1時間00分22秒で優勝し、1時間00分19秒の大会記録に3秒と迫っていた。
「前回は調子を上げるための大会と考えていましたが、それでも大会記録近くで走ることができました。今回は東京マラソンのためではなく、大事な大会の1つとして出場したいと思っています」
大きな流れで見れば、東京マラソンで結果を出すための流れを作っているが、3週間前のハーフマラソンは全力で走る。前回は「気持ちの持ち方で、大会新を出せたかもしれない」と感じたが、それでも数秒の違いである。前回も今回も、全力でハーフマラソンを走ることに変わりはない。昨年の経験から、全日本実業団ハーフマラソンで全力を出すことが東京マラソンにもつながる。そう確信できた。
「出場する大会はいつも、その時に出せる100%で走るつもりで出ています。自分の気持ちの持ち方の違いで、実際の走り方に違いはないのかもしれません」
【全日本実業団ハーフマラソン展望】前回優勝の市山翼が、3秒差で逃した大会記録と優勝に意欲 レース中の“話し合い”は好調の証拠


