サンベルクス・吉田響が22人抜き 異色のルーキー「成果出せた」

引用元:毎日新聞
サンベルクス・吉田響が22人抜き 異色のルーキー「成果出せた」

 ◇第70回ニューイヤー駅伝(1日、群馬県庁発着=7区間100キロ)

◇2区区間1位・吉田響(サンベルクス、1時間1分1秒)=区間新記録

 22人のごぼう抜きで鮮烈な実業団デビューを飾った。サンベルクスのルーキー・吉田響選手はエースの集う最長2区を1時間1分1秒の区間新記録で駆け抜け、「2025年いろいろあったけど、区間賞を取れて、その成果を出せて良かった」とはにかんだ。

 たすきを受け取ったのは24位。腕を下げ、脱力を意識しているという独特なフォームで、序盤から突っ込んだ。8キロ手前で9人の集団を抜き去ると、13キロ過ぎで先頭集団のロジスティードの平林清澄選手らに追い付いた。終盤でGMOインターネットグループの今江勇人選手に突き放されたが、2位でたすきを渡し、「最後まで力むこと無く走れた」と胸を張った。

 吉田選手は創価大4年だった25年の箱根駅伝で、2区の日本選手最高記録を樹立するなど活躍してきた。大学卒業後はプロランナーとしてサンベルクスに所属する。個人で活動しつつ、チームとの合同練習も実施している。「個人だと集中して自分のペースで臨める。ただ、1人だけだと限界があるので、一緒に練習することで高めることができる」と両方の良い点を生かしている。【高橋広之】