相次ぐトルコへの国籍変更 ケニアやジャマイカの有力選手―陸上

引用元:時事通信
相次ぐトルコへの国籍変更 ケニアやジャマイカの有力選手―陸上

 陸上で強豪国のケニアやジャマイカから、トルコに国籍を変更する有力選手が相次いでいる。

 AFP通信などによると、ケニア出身で女子マラソン元世界記録保持者のブリジット・コスゲイ(32)、ジャマイカ出身で2024年パリ五輪男子円盤投げ金メダルのロジェ・ストナ(27)らが「移籍」を決断。トルコ側は28年ロサンゼルス五輪などでの活躍を見据え、選手を財政支援する。

 コスゲイは1日の東京マラソンを大会新記録の2時間14分29秒で優勝。レース後の記者会見で、トルコに国籍を変更することを明かし、「ケニアには優秀な女子マラソン選手が多くいる」と理由の一端を説明した。トルコ代表として国際大会に出場するのは、28年ロス五輪からになる見込みだという。2時間9分56秒の現世界記録については、「準備がきちんとできたら更新できると思う」と意欲を示した。

 ジャマイカからはストナの他、パリ五輪男子走り幅跳び銀のウェイン・ピノック(25)、同男子砲丸投げ銅のラジンドラ・キャンベル(30)らがトルコへの国籍変更に合意。トルコ側は毎月3000~7000ドル(約47万~110万円)を支援する他、五輪メダル獲得時には多額の報酬を支給する。

 世界陸連の規定では、国籍を変更して新たな国の代表として国際大会に出場するためには、世界陸連への申請と原則3年間の待機期間が必要。この期間中は、世界選手権や五輪などに出場できない。トルコ側は長期的な視野で選手を受け入れ、同国陸上界の発展につながることを期待している。