陸上のパリ五輪女子5000メートル代表・山本有真(25=積水化学)が、アテネ五輪女子マラソン金メダリスト・野口みずきさん(47)が司会の東海テレビYouTube「野口みずきのランナーズハイ」に出演。寮から逃げ出した名城大時代に陸上へと引き戻した母の命がけの愛を明かした。
山本は大学2年の冬、陸上を辞めるつもりで愛知の実家に逃げ帰った。
寮ではガチガチの競技生活。駅伝部員が通う法学部ではなく、体育会生のいない学科に通っていた山本は、放課後にアルバイトをしたり、カフェや映画を楽しむクラスメートと泣きながら別れて毎日練習に向かっていた。
そこに両足の足底筋膜炎が追い打ちをかけた。
名城大駅伝部の米田勝朗監督に電話で「辞めます」と宣言して、翌日には勝手に地元に帰ってしまった。
無名の高校時代から大学では大学女子駅伝で区間賞、富士山女子駅伝では区間新も獲得。「入学時には下から数えた方がいいほど遅かったのに区間賞を取ったりして満足してしまった」と当時を振り返った。
地元では3カ月、走らなかった。大学からの合宿参加の誘いも断った。
一方、「友達と遊びに行ったり、子どもの頃のように父がキャンプや山に連れて行ってくれた」と明かした。
地元では10歳上の姉の家で寝泊まりし、そこで山本が3歳くらいのときに亡くなった母のことを詳しく聞かされることになる。
「高齢出産で病気も抱えた車いす生活だった母は出産を止められたんです。それでも産んでくれたのが私。姉から“命がけの出産だったのよ”と初めて詳しく教えてもらった」
優しい母だった記憶しかないが、車いす生活になる前はスポーツが大好きだったという。
姉から「有真ちゃんはスポーツ頑張ってほしい」と励まされ、足を速く産んでくれたのだから陸上頑張らないといけないと競技復帰を決意した。
山本は「いいタイミングで(母の思い出を)話してくれた」と姉に感謝した。
山本有真 寮から逃げ出した名城大時代に陸上へと引き戻した母の愛「命がけだったのよ」
引用元:スポニチアネックス


