全国男子駅伝、47都道府県のチーム力分析⑤中国・四国

全国男子駅伝、47都道府県のチーム力分析⑤中国・四国

 天皇杯第31回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝=日本陸連主催、、NHK共催)は18日、広島市中区の平和記念公園前を発着する7区間、48キロである。47都道府県の戦力を地域ごとに紹介する。

㉛鳥取 過去最高順位12位(99年)

 全国高校駅伝4位の鳥取城北勢で占める高校生区間は1区本田桜二郎、4区末永琉海、5区村上遵世と実力十分だ。3000メートル8分台の長田塁(湯梨浜中)ら中学生も計算できる。箱根駅伝10区13位岩田真之(城西大)、全日本実業団駅伝7区15位臼井健太(マツダ)の一般の走り次第で初入賞が見えてくる。

㉜島根 過去最高順位12位(04年)

 インターハイ3000メートル障害17位の1区遠藤光基(平田)、スピードのある2区佐古隼磨(松江一中)で流れに乗り、福岡国際マラソン8位の7区岩田拓海(JFEスチール)で追い込む。箱根駅伝6区2位の伊藤蒼唯(駒大)は出場が微妙。9年ぶりの30位台へ、3区が濃厚な箱根駅伝10区18位田原匠真(山梨学院大)が鍵を握る。

㉝岡山 過去最高順位5位(23年)

 一般は箱根駅伝5区区間新の3区黒田朝日(青学大)、全日本実業団駅伝5区4位の7区池田勘汰(中国電力)と強力。高校生も滋賀国スポ少年A5000メートル3位の首藤海翔ら全国高校駅伝3位の倉敷勢が並ぶ。全国中学校大会3000メートル4位の伊折駿希(倉敷南中)ら中学生も高水準で過去最高順位を狙う。

㉞広島 過去最高順位優勝(96年)

 2大会連続入賞へ、新たな布陣で臨む。前回4位のメンバーは、エントリーした高校生5000メートルランキング5位の1区土間董哉(世羅高)のみだが、一般と中学は精鋭が並ぶ。3区伊豫田達弥(富士通)は1万メートル27分台のスピードを誇り、7区中島大就(中国電力)は全日本実業団駅伝7区2位と上り調子。中学生も中国中学校駅伝1区区間新の2区栗栖悠人(大門中)、全国中学校大会3000メートル15位の6区水戸拓真(坂中)と見劣りしない。8位入賞に向け、全国高校駅伝30位の世羅勢の走りがポイント。左膝痛の土間の復調具合で4区中西雄也、5区新見春陽の重要性が増す。松長信也監督は「苦しい展開になっても最後まで粘る」と声援を力に変える。

㉟山口 過去最高順位4位(00年)

 一般は全日本実業団駅伝3区15位で2大会連続出場中の野村颯斗(中国電力)を3区、箱根駅伝7区区間賞で初出場となる高山豪起(国学院大)を7区に配置して浮上を図る。中学生はともに3000メートル8分台で全国中学校駅伝1区7位の久野陽向(富田中)が2区、三宅悠斗(大内中)は6区で力がある。高校生区間は粘れる1区山下大知(高川学園高)、33年ぶりに出場した全国高校駅伝で54位だった宇部鴻城勢の4区大浜康瑛、5区平尾洸太郎の奮起が欠かせない。平均年齢18.3歳の若いチーム。西村章監督は「総力戦。序盤に良い順位は難しくても踏ん張って、後半にかけて盛り返していきたい」と、目標の3年ぶりの10位台へ期待を込める。

㊱香川 過去最高順位21位(2度)

 2大会連続出場の1区三谷大輝(英明高)が粘り、全国中学校駅伝1区10位の川下凛久(土庄中)、箱根駅伝10区7位の夏見虹郎(日体大)とつないで順位を押し上げる。中高生は合宿で試走を初めて2度実施。全国への意識を共有し、高いモチベーションで目標の30位台に挑む。

㊲徳島 過去最高順位10位(99年)

 全国高校駅伝1区40位の由井蓮(つるぎ高)と、前回大会で1区を走った小郷紘矢(徳島科学技術高)の高校生コンビが鍵を握る。初出場の吉田彪成(小松島中)はメンバー外だった前回大会でチームに同行し、雰囲気を体験した強みを生かす。一人一人が責任感を持ち、目標の30位を目指す。

㊳愛媛 過去最高順位19位(18年)

 6区二宮海哩(愛媛RA)は愛媛初のクラブチームから選出。全国中学校駅伝1区16位と集団走で力を発揮する。前回4区34位の白石慎治(宇和高)は磨きをかけたスピードで成長を見せる。けがなどでベストメンバーを組めそうにないが、最大限の力を発揮することに注力する。

㊴高知 過去最高順位10位(06年)

 昨秋に5000メートルの四国高校記録を更新した山本聖也(高知農高)を1区に置き、好発進を狙う。4区浜口碧月(高知農高)、5区公文翔太(高知農高)を含めた高校生区間は「力がある。できる限り前で粘りたい」と木村憲章監督。前記録保持者で箱根駅伝5区4位の高石樹(国学院大)に目標の20位台を託す。