◇全日本大学駅伝(2025年11月2日 愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮の8区間106・8キロ)
駒大が5時間6分53秒で2年ぶり17度目の優勝を果たした。6月に恥骨を疲労骨折して10月の出雲駅伝を欠場したエース佐藤圭汰(4年)は70%の状態ながら7区3位の快走で貢献。アンカー山川拓馬主将(4年)らとともに23年の箱根駅伝総合優勝を経験した最後の世代が3大駅伝最後の箱根路でも3年ぶり9度目の栄冠をもたらす。2位は中大、3位は青学大で、出雲との2冠を狙った国学院大は4位だった。
伊勢路で無類の強さを誇る紫色の王者が帰ってきた。山川が両手を上げてゴールテープを切ると、自然と歓喜の輪が広がる。「素晴らしい勝ち方をしてくれた。戦略と学生たちが進めるレースの流れがマッチした」。98年の初優勝時は4年だった藤田敦史監督は胴上げに3度身を委ねた後、選手を称えた。
6月に三たび恥骨を疲労骨折した佐藤が10月の出雲駅伝を欠場。核を欠いたチームは5位に沈み、目標の3冠はついえた。直後に4年生を中心に話し合い。「まだ2冠を目指せる」(山川)と再確認しチームは一つにまとまった。普段の練習で後れを取る選手はいなくなり、藤田監督も「絆が深まった」。最多を更新するV17は必然の結果だった。
丸2カ月は一切走らず、3つの診察所を回るなど完治を目指した佐藤も、エースが集う7区を走ることに「凄く不安があった」というが、存在そのものがチームに安心感をもたらした。終盤はペースが落ちて区間3位。これが3大駅伝で自己ワースト順位という実力者だけに、普段練習を指導する大八木弘明総監督も「これで箱根にもいい感じでいける」と太鼓判を押した。
日本一となったが、もちろん、欲しいタイトルは先にある。監督として3度目の箱根路に挑む藤田監督も「チーム駒沢で戦う」と言葉に力を込めた。
【全日本大学駅伝】駒大2年ぶり奪冠!いざ箱根路へ 藤田監督「素晴らしい勝ち方」
引用元:スポニチアネックス


