引用元:中国新聞デジタル
高校生MVP争いの注目の一つが、シンデレラボーイの出現だ。ファンの記憶に刻まれているのは第13回大会(2008年)の柏原竜二(福島・いわき総合)、第29回大会(24年)の川原琉人(長崎・五島南)だ。ともに全国高校駅伝の出場がなく、1区で鮮烈な走りを見せて一気に全国区の選手へ駆け上がった。2人に続くのは誰だ―。
エントリーした高校生の5000メートルランキング上位50人を見ると、今冬の全国高校駅伝に出場していないのは6人だけ。そのうち5000メートル13分台の選手は2人いる。 19位(13分55秒61)の池谷陸斗(東京・駒大)と29位(13分59秒74)の田村幸太(大阪・関西創価)だ。ともに10日に米国であった世界クロスカントリー選手権U20代表に出場した。
池谷は負けず嫌いで積極的な走りが持ち味。田村は2年生だった前回大会、大阪の1区で区間5位の走りを見せ、今回は区間賞獲得に目標を定める。2人は昨夏の全国高校総体はタイムレースで争った5000メートルで8位入賞に届かなかった。高校最後の全国舞台で雪辱を期す走りに期待が高まる。
柏原と川原は全国の猛者たちに臆することなく積極的なレースを見せた。柏原は7キロある1区の3キロ過ぎで仕掛けて先手必勝で逃げ切った。川原も1区5キロ過ぎで早めのスパートをして、区間賞最有力候補だった兵庫・折田壮太(須磨学園)に「スパートのタイミングが見えなかった」と言わしめた。駆け引き次第でチャンスは大きく広がる。(所属は当時)


