◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(2日往路、3日復路)
國學院大學は過去最高総合2位でフィニッシュ。優勝した青山学院大学には届きませんでしたが、復路新記録に総合記録も新記録。史上最速の2位でした。チームを率いた前田康弘監督は選手の背中から感じた思いを語りました。
レース後、報告会を行った國學院大學。前田監督は、「精も根も出し尽くしたのかなと思います。2日間温かい、素晴らしい声援をありがとうございます」と感謝。
続けて、「率直に今の気持ちは、悔しい気持ちとすがすがしい気持ちが両方ある。すがすがしい気持ちはなんなのかなっていうと、正々堂々と真っ正面から青山学院大学に挑んだ結果だと思いますし、過去最高順位の2位です。なんで泣いているのか分からないくらい。本当に選手たちはうしろについていて、男の背中には気持ちが宿ると思っています」と話します。
復路はトップの青山学院大学と1分54秒差の4位でスタートしましたが、6区終わりで3分23秒差に拡大。指揮官も「実は私6区が終わって青山学院大学と3分以上の差がついたときにちょっときついかなという気持ちがありました」と本音を明かします。
それでも7区の高山豪起選手(4年)が区間賞の走りで猛追。青山学院大学との差を1分28秒差までつめました。この激走には、「7区の高山の背中をみたときに、『監督、大丈夫っすか?なに諦めてるんですか?』って言われた気がして、『俺は諦めていないっすよ』って、覚悟を感じました」と前田監督。目頭を熱くし、声を震わせました。
駅伝主将の上原琉翔選手(4年)を中心に箱根駅伝初優勝を目指した1年。指揮官は、「覚悟を持ってやれって選手に言っているのに、また途中で逃げようとした自分がいて、それが悔しかった。でも選手が精も魂も尽き果てるくらいの走りをうしろで見られたこと、このチームの力を出し切れたことは本当にすがすがしい気持ち」と思いを語りました。
当初の目標は10時間40分台をターゲットとしていたといい、國學院大學は総合記録10時間40分7秒としっかりクリア。それでも青山学院大学が10時間37分34秒とさらに上回る記録をたたき出しました。「ここを出せば総合優勝できると自分で思っていました。私自身の甘さでもあると思います。私がまだまだ成長していかないと総合優勝は近づかない。選手は本当に頑張ってくれた。でも私が甘い部分があるとわかったのが第102回の箱根かな」と悔しさを口にしました。
3年前は4位、そこから3位、2位と着実に階段を上る國學院大學。集まったOBたちへ向けて、「10年前は予選落ちのチームです。そのチームが今、総合2位で泣いているんです。これが答えです。皆さんが人生をかけて國學院大學でやってくれたことが、後輩たちがこういう結果を出しても泣ける。一点の曇りもなく総合優勝を狙っていることに、私は皆さんの努力の形があるんじゃないかと思います。ぜひ後輩たちを誇って欲しい。今、君たちが頑張っている社会で、堂々と僕は國學院大學陸上競技部卒業生ですって言って欲しい。来年は絶対優勝するから。そういう思いで選手とやっていきますので、せひこれからもよろしくお願いします」と熱を込めて話しました。
「なに諦めてるんですか?て言われた気がした」國學院大學・前田監督 選手の背中から感じたこと 過去最高2位…来年こそ悲願達成へ
引用元:日テレNEWS NNN


