第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(2日、5区間、往路107.5キロ)エース区間の2区(23・1キロ)では城西大のビクター・キムタイ(4年)が1時間5分9秒で区間新記録を樹立。前回大会で東京国際大のリチャード・エティーリ(現3年)がマークした1時間5分31秒を22秒上回った。6位でたすきを受け、城西大史上初の2区首位に押し上げた。
〝花の2区〟で異次元の新記録が出た。ケニア出身の留学生、キムタイが1時間5分9秒をマーク。前回大会で区間新記録を樹立したエティーリ(東京国際大)らがひしめく超激戦区を制した。
「記録を更新できるとは思っていなかった。楽しみながらチームのために走るつもりだった」
スタートから快調に飛ばし、早大エースの山口智規(4年)と併走。16・5キロ付近では権太坂の下りを利用して一気に加速し、山口を振り切った。さらに18キロ過ぎで先頭を走っていた中大・溜池一太(4年)も抜き去り、首位に立った。
前回大会は同じく2区で区間10位に終わった。ハイペースな調整で不調に陥った昨年の反省を生かし、調整練習でスローペース走を導入。今回は万全の状態で臨み、「レース前の体のエネルギーが違った」と充実感をにじませた。
箱根ラストランを終え「日本のファンの前で走るのは楽しい」と白い歯を見せた。6人兄妹の3番目。母国で待つ家族に吉報を届けた。近日中に帰国するという25歳は「家族に直接報告できるのが楽しみ」。4年間ですっかりチームに溶け込んだキムタイが箱根駅伝の歴史に名前を刻んだ。(依田雄太)
■ビクター・キムタイ(Victor Kimutai)
2000年10月20日生まれ、25歳。ケニア・ケリチョ郡出身。ケニア・マウ高を経て、21年に来日。城西大経営学部4年。全日本大学駅伝で2年時から2年連続区間賞、出雲駅伝で2年時から3年連続区間賞。好きな日本食は和牛のステーキと白米。趣味はバレーボール観戦。
城西大・キムタイ、爆速!!2区区間新「日本のファンの前で走るのは楽しい」 往路5位の立役者
引用元:サンケイスポーツ


