12月21日に開かれる全国高校駅伝競走大会に、広島県内から男女各2校が出場する。県予選で優勝した世羅の男子と銀河学院の女子に加え、中国地区代表に選ばれた広島国際学院の男子と世羅の女子。京都・都大路の大舞台を前に、選手たちは準備に余念がない。
世羅の男子は22年連続55回目、女子は20年連続20回目の出場となる。男子は歴代最多の11回の優勝。ただ、最後の優勝は4年前で優勝経験のあるメンバーはいない。土間董哉(なおや)主将(3年)は「逃してきた優勝をつかみにいきたい。世羅はまだ終わっていないぞという意地を見せたい」と語る。
鈴木雄貴副主将(同)は最初で最後の都大路に挑む。昨年まで思うような成績が残せなかったが、「夏の合宿から頭角を現した」と評判だ。「最後の冬に都大路で走れるのが楽しみ。やってやろうと思う」と意気込む。
男子は7区間、女子は5区間を走る。メンバー登録は男子は10人、女子は8人までだ。
ただ、世羅の女子部員は9人。続子(つづくし)由依主将(同)は「少数精鋭の精神で、一人ひとりが持つよいところを持ち寄るチームを目指してきた」と振り返る。
メンバー入りした佐々木優空(そら)さん(1年)は負けず嫌いで、ストイックさは誰にも負けない。課題は最終盤の伸びで、短距離走の自主練習を重ねてきた。「まだ自信を持てるところまでは来ていない。都大路で、次につなげられるものを見つけたい」
3年連続3回目の出場となる銀河学院の女子は、昨年の8位を上回る入賞を目標に掲げる。秦結愛(ゆいな)主将(2年)は「最後まで粘り強い走りをしたい」と語る。森政芳寿(よしとし)監督は「今年は突出したエースがいない代わり、全体のレベルが高くチームに厚みがある」と話す。
1年生の成長も楽しみだ。東心絆(ここな)さんは3000メートル走の自己ベストを中学時代から30秒近く更新した。ラストスパートが強みで「区間賞を狙って、楽しく全力で走ります」と意欲を見せる。
広島国際学院の男子は11年ぶり9回目の出場。網台地健太主将(3年)は「学校近くの河川敷で練習していると、地元の人たちからおめでとうと声をかけられる。実感がわいてきた」と感慨深げだ。秋に5000メートル走の自己ベストを更新し、上り調子で本番に臨む。
もう一人の主将、大宅翔太さん(同)は「冬は自分が最も力を発揮できる季節」と自信をのぞかせる。「アスファルトを蹴った反発が、前に進む力に変わる感覚が好き。3年間やってきたことを笑顔で出し切る」と力を込めた。(武田啓亮)
「冬の都大路楽しみ」「区間賞狙う」全国高校駅伝に広島の4校出場へ
引用元:朝日新聞


