8大会ぶりのシード権へ 日体大勢が1万mで快走 エース・平島龍斗は27分56秒84の日体大新記録を樹立

引用元:日テレNEWS NNN
8大会ぶりのシード権へ 日体大勢が1万mで快走 エース・平島龍斗は27分56秒84の日体大新記録を樹立

日本体育大学長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Games(以下NCG)が、日本体育大学横浜健志台キャンパス陸上競技場で行われ、箱根駅伝を目指す多くの大学生ランナーが出場しました。

NCGの男子10000mでは日体大の選手が存在感を示しました。まずは第1組に4年生の三本柱の1人、山崎丞選手が登場。「2週間前に5000mのレースに出ており、それを加味して、ここでは状態が上がりきらないようにしたいなと思っていました」と落ち着いて上位でレースを進めると、力を出し切らないながらも、1年前に出した記録を0秒17上回り、28分19秒16の自己ベストで走り切りました。

チームメイトの好走に奮起したのが、2組目に登場した平島龍斗選手(4年)でした。「27分台、あわよくば日体大記録を目標にしていました」と、OBでマラソン日本歴代2位を持つ池田耀平選手(Kao)が在学中にマークした日体大記録27分58秒52を視野に入れ、レースに臨みました。

5000mは「13分58秒ぐらい」で通過。「(5000mの通過タイムが)思っていたより遅かったので、後半に上げられると思っていたんですけど、思ったよりきつくなりました」と平島選手は振り返ります。そんな苦しくなった局面で、平島選手の背中を押してくれたのが多くの声援でした。

「(5000mで)やばいかなと思ったんですけど、後半になるにつれて、自分のことを応援してくれる人が多かったので、それがすごく力になりました」と、後半に入っても踏ん張りを見せました。さらに、レースを終えたばかりの山崎選手の声援も後押します。

「『平島、行けー』っていう(山崎の)声が聞こえたので、山崎に応援してもらったからには"やるしかないな"っていう気持ちで頑張りました。ラスト1周は、どんなフォームでもいいんでがむしゃらに、もう気持ちだけで走りました」

最後は、目の前を走っていた日体大の先輩、藤本珠輝選手(ロジスティード)の背中を追って力を振り絞り、27分56秒84でフィニッシュ。自己記録を一気に約23秒も更新し、日体大新記録を打ち立てました。目標を達成し「ひとまず良かった」と胸を撫で下ろしたのも束の間、「うれしいはうれしいんですけど、やっぱりマーチ対抗戦だったり、八王子(ロングディスタンス)を見ると、まだまだ戦えるタイムではないので、もうちょっと頑張らないとなって思いました」と浮かれる様子はありませんでした。

さらに「27分台を持っていないと、区間賞争いというところでは全然戦えないと思うので、ここで満足しても、また箱根で痛い目を見るような気がする」と気を引き締め直していました。

前回の箱根駅伝では1区3位と好走した平島選手。最後の箱根での役割を問われると、エースとしての自覚からか、このように答えていました。「やっぱり2区に行くべきだと思うんですけど、それは覚悟ともっと力が必要だと思う。残り1カ月、これから合宿もあるので、そこでもう一段二段、力を付けていけるようにしていきたいと思います」と話しました。

今回、三本柱の1人、田島駿介選手(4年)は不出場でしたが、平島選手と山崎選手がきっちりと自己ベストをマーク。さらに、この3人に続く選手の台頭がチームの課題でしたが、ルーキーの夏見虹郎選手が28分29秒82と快走し、二村昇太朗選手(4年)が28分31秒64、佐藤大和選手(2年)が28分37秒62と大幅に自己ベストを更新しました。10月の箱根駅伝予選会は9位通過でしたが、8大会ぶりのシード権獲得に向けてチームは勢いに乗っています。