「さみしい」五輪&世界陸上に合計9回出場! 女子競歩界レジェンドの引退に反響続々「勇気と感動を与えてくれました」

引用元:THE DIGEST
「さみしい」五輪&世界陸上に合計9回出場! 女子競歩界レジェンドの引退に反響続々「勇気と感動を与えてくれました」

 富士通陸上競技部は11月27日、長年日本の女子競歩界をけん引した岡田久美子の今季限りでの現役引退を発表した。

 熊谷女高、立教大、ビックカメラを経て2022年に富士通に入社した34歳の岡田は、日本選手権では女子20キロ競歩で7回、同35キロで1回優勝した。

 世界大会の日本代表の常連で、15年の北京大会を皮切りに世界陸上は6度、五輪には3度出場し、19年ドーハ大会の女子20キロで6位入賞、24年のパリ五輪では男女混合競歩リレーで8位入賞を果たした。

 女子競歩会のレジェンドは富士通陸上部のサイトで、「お世話になりました全ての皆さまへ」と題し、以下の通り引退への思いを綴った。

「この度、今年度をもちまして競技者としてのキャリアに区切りをつけることとなりましたことをご報告させていただきます。高校1年生で競歩に出会い、約20年もの間、誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指し、自分自身と向き合い続けてきました。初めてシニアの日本代表に選出された頃は、世界との差を痛感し、どうすれば海外選手との差を埋めることができるのかと深く悩んだ時期もありました」

「『私が引っ張っていき、日本の女子競歩を強くしたい』という気持ちを持ちながら試行錯誤の練習が続いたころ、同じ志を持った選手たちの存在や、多くの方々のご支援によって少しずつ力をつけることができ、2019年にはスペイン・ラコルーニャでおこなわれた競技会において、20㎞競歩で当時の日本記録を更新し、あらためて世界と戦う気持ちが強くなりました。その結果、ドーハ2019世界選手権の20㎞競歩では6位、パリ2024オリンピックでは男女混合競歩リレーで8位入賞することができたと強く感じております」

 

「競歩を通じて、国内外問わず、競い合い、高めあうライバルであり仲間達と出会うことができ、私自身の中で、競歩がかけがえのないものとなりました。決して順風満帆な競技生活ではなく、体調不良や怪我なども多い競技人生ではありましたが、多くの方々の声援と支えが力となり、何度も何度も苦しい時期を乗り越えることができました」

 

「キャリアとしての最後のレースとなりました東京2025世界選手権では、絶え間ない声援の中歩ききることができたこと、また、念願であった日本女子競歩初のメダル獲得の瞬間をアスリートとして見届けることができ、幸せな競技人生だったと感じています。前所属を退社し、富士通での活動は2022年の30歳からと、キャリアの最終段階を迎えようとしていた私を温かく迎えてくださり、伝統あるチームで競技ができたことに大変感謝しています」

 

「今後についてはこれから考えたいと思っていますが、女子競歩をはじめ、多くのアスリートのさらなる活躍のために、陸上教室や普及活動を通じて、陸上競技や競歩の魅力を広めていけるようなことができたらと考えています。改めまして、これまで応援してくださったすべての方々へ感謝申し上げます。長きにわたり、ご支援・ご声援いただきありがとうございました。岡田久美子」

 この一報に、SNS上では「お疲れさまでした」「一言 大好きです」「神戸や神宮での勇姿はカッコよかったです」「競歩界を牽引してきた姿は、多くの人に勇気と感動を与えてくれました」「さみしい」といった声が上がった。

 女子競歩界の第一人者が、惜しまれつつ現役を退く。

構成●THE DIGEST編集部