3年ぶりVへ視界良好の駒大、全日本で巻き返した青学大 有力大の箱根路への「現在地」

引用元:産経新聞
3年ぶりVへ視界良好の駒大、全日本で巻き返した青学大 有力大の箱根路への「現在地」

全日本大学駅伝を駒大が制し、「大学三大駅伝」は、正月の東京箱根間往復大学駅伝を残すのみとなった。駒大は全日本でケガ明けのエース佐藤圭汰がまずまずの走りを見せ、視界良好。出雲全日本大学選抜駅伝で苦戦したものの全日本で3位となった青学大、原晋監督は「光が見えた」と自信をのぞかせた。箱根路を制するのはどこか。有力大学の現在地は-。

■地力の高さ示す

駒大は3冠を獲得した2023年以来、3年ぶりの箱根路制覇へ手応え十分。今月2日の全日本では走った全員が区間5位以内でまとめチームの地力の高さを示した。

なにより佐藤の復帰が心強い。佐藤はアジア選手権から帰国後の6月、恥骨の疲労骨折が判明。スピードを上げた本格的な練習ができたのは9月下旬からだ。「13キロで足に一気に来た感じがした。距離に耐えるための練習が不足している」と課題を口にするも、回復途上ながら区間3位と堅実にまとめた。2カ月後の箱根では本来の爆発的な走りに期待を抱かせる復帰戦だった。

また、駒大は出雲で失速した次代のエース候補、桑田駿介を外して戦った。藤田敦史監督は「桑田が復活すればプラスになる。箱根を戦う楽しみが増えた」とチームのさらなる成長に期待を寄せた。

■3位に手応え

箱根連覇中の青学大は、出雲では7位に終わったが、全日本では3位と巻き返した。大会前、原監督は「箱根を11年で8度勝っている青学のプライドを持って戦おう」と叱咤(しった)。1、2区で出遅れたものの挽回し、区間新記録で走ったエース黒田朝日の7区で、一時2位に浮上する粘り強さを見せた。

全日本前日の監督会見では4位予想と弱気だった指揮官も手応えを感じたようで「箱根は勝てるとなんとなく今日感じた」とニヤリ。正月に最大限の力を発揮するチーム作りにたける青学大。主将の黒田は「優勝を狙っていきたい」と意気込んだ。

全日本で2位に入った中大はようやく駅伝で実力を見せてきた。昨季はトラックの持ちタイムが良く注目校に挙げられながらもロードで結果を残せていなかった。例年より夏季の走り込みを増やし距離への耐性をつけてきた。全日本では主将、吉居駿恭(しゅんすけ)が2区で7人抜きし、2位に浮上して以降は終始上位でレースを進めた。箱根特有の山上りの5区を耐えることができれば面白い存在になりそうだ。

■国学院大、エース区間で苦戦