9月に東京で開催された陸上の世界選手権は大盛況で幕を閉じたが、福岡から未来の大舞台を目指す逸材がいる。太宰府東中3年の今村好花(このか)は8月の全国中学校大会の女子100メートル障害で13秒23の中学記録を更新して連覇を達成。今月行われたJOCジュニアオリンピックカップU―16(16歳未満)大会も同種目で制した。さらなる活躍を目指し、鍛錬に励んでいる。(伊藤瀬里加)
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夕暮れの競技場で、今村は次のステージを見据えてハードルの練習を繰り返す。「最終的には日本を代表する選手として世界大会に出たい。高校生はその大事な通過点。インターハイ(全国総体)で1年生から活躍したい」と目標を掲げる。
2年時の全中女子100メートル障害を制した。注目を集めた今年は一段と成長し、7月に従来の中学記録を0秒14更新する13秒28をマーク。8月の全中決勝では「連覇がかかる中、プレッシャーを楽しむことができた」と、自身の記録をさらに0秒05塗り替えた。10月にはハードル間の距離が伸びたU―16大会も制した。
幼い頃から駆けっこが得意で、小学1年から陸上を始めた。小学6年から北九州市などで活動するシュブスタンスに所属。そこで100メートル障害に取り組むと「1台ごとにハードルを飛び越えて進むことが楽しい。1台ごとが大切で、違う感じがする」とのめり込んだ。
ハードル種目で全中優勝者や中学記録保持者を育てたシュブスタンスの溝上雅彦代表も「足音が違う。ハードルを跳ぶ、走ると全ての動きのクオリティーが高い。身体能力は飛び抜けてすごい」と目を見張る。睡眠や勉強に当てる時間を確保するため、帰りは母の和恵さんが運転する車の中で食事を取るなど家族の支えも受け、類いまれなる才能を開花させた。
今年の世界選手権はテレビ観戦。特に、男子110メートル障害で5位入賞した村竹ラシッド(JAL)に心を打たれた。目標のメダルに届かず、インタビューで号泣する姿に「感動した。こんなにすごい選手でも涙を流して『もっと頑張らないといけない』と言っている。私もやらないといけないと勇気をもらった」。福岡から世界の舞台を目指し、今村も日々、努力を重ねていく
「日本を代表する選手に」女子100メートル障害の新星・今村好花、8月に中学記録更新 世界陸上での村竹ラシッドの涙に感動
引用元:西スポWEB OTTO!


