【マラソン】沼田実菜 手芸と二刀流で高校最後のレース優勝 昨年に続き“白鵬連覇”

【マラソン】沼田実菜 手芸と二刀流で高校最後のレース優勝 昨年に続き“白鵬連覇”

 ◇第41回2026三浦国際市民マラソン(2026年3月1日 神奈川・三浦海岸発着)

 国内唯一のホノルルマラソン姉妹レース「第41回2026三浦国際市民マラソン」が行われ、1万1915人(5キロ=1822人、10キロ=2164人、ハーフマラソン=7736人、キッズビーチラン=193人)が参加した。ハーフマラソン女子は白鵬女高3年の沼田実菜(17)が1時間17分28秒で制した。

 沼田が「早春の風物詩」として知られる大会に名を刻んだ。昨年は5キロの部に出場して3位。最終学年となった今回はハーフマラソンに挑み、トップでゴールを切った。「アップダウンがあってキツかったが、高校最後のレースで優勝できて凄くうれしい」と振り返った。

 気温が14度まで上がり、海沿いのコースは強風も吹いた。そこで「前半は余裕を持ってゆっくり入って後半10キロからペースを上げる」というプランを実行。「前半は自分がペースメーカーみたいになってしまったが、後半はちょうどいい速さの男性ランナーの後ろにつくことができた」。後半10キロ付近で高校のチームメートを引き離し「予定通り走れた」と有終の美を飾った。

 小学4年で陸上を始めた。その理由は「体力テストの20メートルシャトルランで学年1番になったから」。憧れの田中希実(26)を目指し、陸上の強豪・白鵬女高に進んで実力を伸ばしてきた。昨年は1学年上の留学生、ジェシンタ・ニョカビが制したハーフの部で結果を出し“白鵬連覇”を成し遂げた。

 一方、プライベートでは「手芸が趣味」と言う17歳。その特技を伸ばすため4月から大阪芸大に進むことを決めた。同大には陸上部があることから「手芸の勉強もできるし、陸上部で駅伝も走れるので進路に決めました」。これまで、白鵬女高から同大に進んだ先輩はいないことから、自分で歴史を切り開いていく考えだ。

 「これからも頑張ります」。花道を飾った沼田は、これからも手芸と陸上競技を両立させる。

 ◇沼田 実菜(ぬまた・みな) 2008年(平20)3月21日生まれの17歳。逗子市立池子小4年で陸上を始める。現在は白鵬女高3年で、来月から大阪芸大に進学する。三浦国際市民マラソンは初出場した昨年の5キロで3位。憧れの選手は田中希実。1メートル57、44キロ。血液型O。

 <10キロ男子>神奈川・橘高2年の清田翔太(17)が31分24秒で初優勝を飾った。昨年は7位だっただけに「坂などのコースの特徴を生かして仕掛けた。気持ち良かった」と笑顔を見せた。目標の選手は青学大の黒田朝日で、昨年の夏に一緒に写真を撮ってもらったという。今後は「チーム全員で目指している全国高校駅伝があるので、自分が導く」と力を込めた。

 <10キロ女子>金子夢(29)が37分54秒をマークし初優勝。3度目の出場で、過去2度は5キロの部に出たが、この日は10キロの部で躍動した。神奈川・荏田高時代に陸上部に所属し、現在は横浜総合病院に歯科衛生士として勤務している。「坂がキツかったが、景色が奇麗で。寒さが苦手なので気持ち良かった」と笑顔だった。

 ▼5キロ男子1位緒方志道(16) (初出場Vで)優勝は狙っていた。折り返しを過ぎてから独走となった。沿道の応援が力となり、最後まで楽しく走れた。

 ▼5キロ女子1位藤木秋(17) (自己ベスト更新も)納得できるタイムではなかった。ただ、男子についていき、勝ち切れて良かった。インターハイ入賞が目標。