【東京マラソン】大迫傑「日本人トップと言っているようでは…」陸上界の“定型表現”に持論

引用元:日刊スポーツ
【東京マラソン】大迫傑「日本人トップと言っているようでは…」陸上界の“定型表現”に持論

<陸上:東京マラソン>◇1日◇東京都庁~東京駅前・行幸通り(42・195キロ)

 日本記録保持者の大迫傑(34=リーニン)が、2時間5分59秒で日本人トップ12位となった。25年12月のバレンシアマラソンで日本新記録(2時間4分55秒)を樹立してから3カ月足らずで出走。五輪3大会連続出場と経験豊富なベテランが強さを発揮し「バレンシアから3カ月でここまで仕上げてこられたのは良い経験になった」と手応えを口にした。

 大迫の力走が光ったが、全体的にはやや低調な結果となった。大迫以外に2時間7分を切ったのは、鈴木健吾(30=横浜市陸協)の2時間6分9秒、市山翼(29=サンベルクス)の2時間6分58秒の2人のみ。2時間3分37秒で2連覇したタデセ・タケレ(23=エチオピア)をはじめ、11位までを海外勢が独占した一方、日本勢は差をつけられた。

 大迫はこの現状について「僕はケニアやアメリカなどの海外を拠点としている。海外勢という言い方が正しいのかは分からないが、一緒になってトレーニングするのが大事」と分析。日本歴代10傑を21年以降の記録が占めているように「今の日本の長距離はボトムアップしている」と評価しつつ、「もう1歩というところでいくと、所属や国の垣根を越えて一緒にトレーニングしていく(のが大切)。『海外勢』『日本人トップ』と言っているようではまだまだ。そういうものを取っ払って、鈴木健吾選手もそうですし、若い選手と協力してやっていければと思う」と、日ごろから海外選手に揉まれる大切さを説いた。