〝山の名探偵〟工藤慎作、初マラソンで2時間7分34秒 MGC出場権獲得/陸上

〝山の名探偵〟工藤慎作、初マラソンで2時間7分34秒 MGC出場権獲得/陸上

東京マラソン(1日、東京都庁前-東京駅前=42・195キロ)2028年ロサンゼルス五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(来年10月・名古屋)の出場権をかけたレースが行われ、初マラソンとなった〝山の名探偵〟こと工藤慎作(21)=早大=は2時間7分34秒の日本勢5位(全体20位)でフィニッシュ。MGCへの出場権を獲得した。

ハーフマラソンでは日本歴代4位の1時間0分6秒の記録を持つ工藤は序盤から果敢に、日本勢トップ集団に後方ながら食らいつく。32キロ過ぎでは早大の先輩である大迫傑(リーニン)と並走するなど善戦したが、「35キロぐらいまでは余裕を持って走れたものの、それ以降に何度もふくらはぎをつってしまった」と、体力的には余力を残しながらも後退せざるを得ず。大迫、鈴木健吾(横浜市陸協)らからはじりじりと離され、日本勢5位でゴールした。

今年1月の第102回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)では3年連続山上りの5区を担当。一時、首位に立ちながら青学大の黒田朝日(4年)に逆転される悔しさを味わった。その黒田が昨年2月の大阪マラソンで記録した2時間6分5秒の日本学生記録は「考えていましたけど、足がつってからはゴールすることに切り替えたので、そうなってしまったものは仕方ない」と悔しさをにじませた。

それでも、初マラソンをしっかりと完走して、MGCの出場権は獲得した。「次につながりますし、まだ初マラソンではあるので、ここからきょうの経験やきょうまでの練習を活かしていくかは考えていきたい」。マラソンでの28年ロサンゼルス五輪出場を目指す21歳は着々と目標に向かっていく。