引用元:ロイター
[ミラノ 15日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)は15日、ナチス政権下の1936年ベルリン夏季五輪のポスターTシャツ販売に批判が集まったことについて、商標の無秩序な使用を防ぐ措置だと正当化した。
ベルリン大会はヒトラーによってナチス宣伝の道具にされ、アーリア人種の優生思想やナチズムを象徴するものとみられている。また、強制収容所に送り込まれたユダヤ人や共産主義者などが競技場建設の強制労働に駆り出されたことでも知られる。
IOCの広報担当責任者マーク・アダムズ氏は、公式オンラインショップでのTシャツ販売について「歴史を書き換えることはできない」とした上で、米国代表の黒人短距離選手ジェシー・オーウェンズが4つの金メダルを獲得し、陸上競技の象徴的存在となった功績もあると主張。
また、商標は使用されなければ失効する可能性があるとも述べ、「使用を停止すれば他者に奪われ、悪用される可能性がある」と説明した。
Tシャツには古代ギリシャ彫像を思わせる男性が描かれ、その下にはブランデンブルク門、上には五輪が配されているほか、「Germany Berlin 1936 Olympic Games」の文字と開催期間も記されている。

