【陸上】女子やり投げの北口榛花が南アに出発 レジェンド・ゼレズニー氏の合宿に参加

 女子やり投げのパリ五輪金メダリスト、北口榛花(27=JAL)が2月14日、羽田空港内で会見し、男子の世界記録保持者でやり投げ界のレジェンドでチェコ人のヤン・ゼレズニー氏(59)が指導する南アフリカ合宿に参加する意気込みを話した。

 1月に7年間、指導を受けたダビド・セケラク氏との契約を終了した北口は「今を逃すと(大きな変化は)難しいと考えて、さらに成長したいと決断した」と説明。代理人を通じてゼレズニー氏と接触し、同氏が例年、この時期に行っている南ア合宿に参加することを決めた。

 ゼレズニー氏と正式契約はしておらず、4月末までの2カ月半は「トライアル」の位置づけ。「指導を受けるのも初めてだし、自分で確かめてからの返事でいいと(ゼレズニー氏に)言われた」という。

 新たなコーチの候補は複数いたが、世界記録保持者で1992年バルセロナ五輪から2000年シドニー五輪まで3大会連続で金メダルを獲得するなど、圧倒的な強さで世界に長く君臨した同氏に最初に希望を伝えた。

 ゼレズニー氏を研究した書籍や動画は多いという。だが「得られる情報はたくさんある。でも、それと本人がやっていたことと一緒なのか、疑問があった。わたしの投てきについても、オブラートなしで聞いてみたかった」と話した。

 復帰戦は未定だが、国内初戦は5月のセイコーゴールデングランプリ(MUFG国立)を予定している。9月のアジア大会(名古屋)も「出場権を獲れれば出たい」と話した。

 北口は2024年パリ五輪で日本史上初めて女子やり投げで金メダルを獲得した。25年に東京で行われた世界選手権は、右肘炎症の影響で予選落ち。ことし1月に7年間、指導を受けたセケラク・コーチとの契約を終了したと、自身のSNSで報告していた。