引用元:時事通信
ミラノ・コルティナ五輪のアイスホッケー女子日本代表で3組いる姉妹のうち、双子なのが21歳の野呂里桜と妹の莉里(ともにダイシン)だ。
2024年世界選手権は莉里が落選する挫折を経験。2人で支え合い、前回北京五輪までは遠い目標だった夢舞台に初めて挑んでいる。
北海道釧路市出身。兄の影響で5歳からスティックを握った。小学校まではトランポリンと陸上にも取り組み、トランポリンのシンクロナイズドではペアを組み地元大会で1位になった経験も。それでも、「アイスホッケーが一番楽しかった」と口をそろえる。
同じFWの2人が五輪に憧れたのは、14年ソチ大会がきっかけ。20年ユース五輪にそろって出場し、決勝で里桜が勝ち越し点を挙げるなど金メダル獲得に貢献した。23年はともに世界選手権出場。順調に階段を上り、五輪は現実的な目標に変わった。
しかし、24年世界選手権は里桜だけが代表に選出。「一緒に行きたいと思っていたので、(姉の)自分の方が落ち込んだ」。妹の莉里は悔しさをバネに筋力強化に励んだ。大会中は毎日連絡を取り、励まし合った。そして大会後、「次は絶対に一緒に行こう」と誓った。
莉里は昨年の五輪最終予選や世界選手権でゴールを決め、成長した姿を示した。里桜もキープ力が上がり、「チャンスメークがさらに得意になった」と胸を張る。
性格は莉里が活発な一方、里桜はおっとり。莉里が「精神面で支えてくれるお姉ちゃん」と言えば、里桜も「いないと困る。本当に支えだし、頼りになる妹」と、互いに欠かせない存在だ。固い絆で結ばれた姉妹が氷上を駆け回る。


