「MGC〝皆勤賞〟はちょっと自慢になる」 33歳井上大仁が3度目の五輪選考会へ 【別府大分毎日マラソン】

「MGC〝皆勤賞〟はちょっと自慢になる」 33歳井上大仁が3度目の五輪選考会へ 【別府大分毎日マラソン】

 ◆別府大分毎日マラソン(1日、大分市高崎山・うみたまご前~ジェイリーススタジアム、42・195キロ)=スタート時の気象条件は晴れ、気温10度、湿度44%、北北西の風2・7メートル

 33歳の井上大仁(三菱重工)が、2時間7分36秒で5位に入り、2019、23年に続く自身3度目のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得した。

 30キロすぎで先頭集団から脱落したが、そこから粘り、落ちてきた選手を拾って順位を上げた。「離れて苦しい場面があったけど、一人一人拾っていきながらMGC出場権を取れたことは価値があるレースになった」とうなずいた。

 今大会に向けては高地トレーニングを実施。オーストラリアの標高1600メートルの高地で走り込んだ。終盤の粘りにつながったといい、「35キロ以降の失速があって、普段はあそこからずるずるいくが、記録的にも良かったし、(高地合宿が)風も強い場所だったので、それに比べたら終盤の風も何とかなるだろうという感じだった」と手応えを得た。

 18年のジャカルタ・アジア大会を制し、19年東京五輪MGCは「四天王」と呼ばれ、優勝候補の一角として臨みながらも、完走者中最下位に終わった。23年パリ五輪MGCは7位でまたも五輪切符を逃した。

 これでMGCは初回から3大会連続で出場となる。「MGC〝皆勤賞〟はちょっと自慢できる」とおどけながらも、〝三度目の正直〟への思いは強い。

 「今回は何人出場になるか分からないけど、過去一番、大変なMGCになると思う。そこに向けての準備は、競技人生の集大成として臨みたい」

 昨年3月の東京で2時間6分14秒の自己ベストをマークするなど実力は健在。厳しい戦いを勝ち抜き、悲願の大舞台を目指す。(伊藤瀬里加)

【OTTO】

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