黒田朝日「全集中で」日本人2番手の3位 “競り勝った”吉田祐也は後輩に「本当に感謝」 別大マラソン

黒田朝日「全集中で」日本人2番手の3位 “競り勝った”吉田祐也は後輩に「本当に感謝」 別大マラソン

 ◇第74回別府大分毎日マラソン(2026年2月1日 大分市高崎山・うみたまご前~ジェイリーススタジアムの42.195キロ)

 愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)日本代表選考会を兼ねて行われ、昨年の世界選手権代表の吉田祐也(28=GMOインターネットグループ)が2時間6分59秒で日本人トップの2位に入った。箱根駅伝で青学大の総合3連覇に貢献した“シン・山の神”黒田朝日(21)は2時間7分3秒で日本人2番手の3位。ともに来秋開催予定の28年ロサンゼルス五輪日本代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。ゲタチョウ・マスレシャ(25=エチオピア)が2時間6分49秒で優勝した。

 33キロ過ぎでマスレシャがペースアップし、集団から抜け出して独走。黒田、吉田、溜池一太(22=中大)、福谷颯太(25=黒崎播磨)、古賀淳紫(29=安川電機)の5人が2位集団を形成したが、38キロ過ぎから黒田と吉田が並走。青学大の現役とOBによる日本人トップ争いは黒田が最後の給水を取ったのを利用して吉田が前へ出て、残り1キロで黒田を突き放した。

 吉田はテレビインタビューで黒田について「非常に頼もしいと思いました。ラストまで競り合うことができて、僕自身も成長できて本当に感謝しています」と後輩に賛辞を贈った。最後の給水で前へ出たのは「反応です」と答え、テレビ解説を務めた青学大の原晋監督に「朝日に勝たせるわけにはいかないという思いでやったのか?」と問いかけられると「そうですね。でも、練習も一緒にやって非常に楽しかったですし、本当に感謝です」と話した。

 黒田は箱根駅伝にピークを合わせたため、前日会見で「コンディション不良に近い状態」と話していた。この日も「箱根が終わってから1カ月間ずっと調子が上がってこず、今回も何とかスタートラインに立てた」と明かしたが、「レースが始まったら全集中で、しっかりやれるところまで全力を尽くすというところで今回も走りました」と意地を強調した。

 黒田は昨年2月24日の大阪マラソンで日本学生新記録の2時間6分5秒をマーク。今年1月の箱根駅伝では山上りの5区で1時間7分16秒という驚異的な区間新記録を樹立していた。。