衝撃的なデビュー! 初マラソン日本女子最高記録の矢田みくにを高橋尚子氏が称賛「前半リラックスして走れた。そしてラスト10キロになって…」

引用元:THE DIGEST
衝撃的なデビュー! 初マラソン日本女子最高記録の矢田みくにを高橋尚子氏が称賛「前半リラックスして走れた。そしてラスト10キロになって…」

 1月25日にヤンマースタジアム長居を発着点として行なわれた第45回大阪国際女子マラソンで、初マラソンの矢田みくに(エディオン)が2時間19分57秒で4位に入り、初マラソンの日本最高記録をマークした。

 昨年9月の東京世界陸上の女子10000メートル代表で、11月のクイーンズ駅伝では最長区間の3区(10.6キロ)で区間3位の好走を見せ、エディオンの初優勝に貢献した矢田は、これまでハーフマラソン(21.0975キロ)の経験もなかった。

 ハイペースで進んだレースは、17キロ手前で松田瑞生(ダイハツ)、24キロ付近で伊澤菜々花(スターツ)、上杉真穂(東京メトロ)ら実力者が先頭集団から遅れるなどハードな展開に。唯一の日本人となったなかで未知の距離への挑戦だった矢田は、余裕をもってついていく。時折、沿道からの声に笑みを浮かべる姿も見せた。

 またペースメイカーが離脱した30キロ過ぎには、東京五輪女子マラソン日本代表で日本記録(2時間18分59秒)保持者の前田穂南(天満屋)を上回る自己ベストを持つ格上のアフリカ勢に対し、真っ向勝負を挑む。一時は先頭に立ち、レースをリードした。

 さすがに39キロ過ぎでトップ集団からは後退したものの、その後も粘りの走りを披露。ゴール直前まで2位争いを展開し、日本歴代6位の好タイムを記録した。なお、国内での女子の2時間20分切りは前田以来2人目だ。

 さすがに35キロ付近でトップからは後退したものの、その後も粘りの走りを披露。ゴール直前まで2位争いを展開し、日本歴代6位の好タイムを記録した。なお、国内での女子の2時間20分切りは前田以来2人目だ。

 衝撃的なマラソンデビューを飾った矢田を、2000年シドニー五輪で金メダルに輝いた高橋尚子氏がTBS系列「S☆1」で称賛。まずは前半のリラックスぶりを高評価した。

「上下動が少なく、ブレがない。上半身は力感がない。非常にリラックスした効率の良い走りができています。そして集団の位置もまったく変わることがなくて非常に冷静な走りが、前半からできていました」

 さらに後半も「積極的に行きました」とし、気持ちの強さに言及。「後ろに従えているのが(自己ベストが)2時間17分から18分(台)の選手たち。その躊躇なく前に出られる度胸のある走りができたと思います。ここで集団の後ろに下がらなかったことで、タイムに繋がりました」と分析した。

 日本人選手トップ、同歴代6位の好走を、同氏は「前半リラックスして走れた。そして後半ラスト10キロになって、本来のトラック選手のガツガツした、スピードのある、キレのある走りにスイッチできたことが大きいです」とまとめた。

 日本女子マラソン界に現れた新星に、高橋氏も感心しきりだった。

構成●THE DIGEST編集部