上尾シティハーフマラソンが16日、埼玉・上尾運動公園陸上競技場前公道発着で行われ、大学生男子の部は国学院大の青木瑠郁(4年)が1時間0分45秒の大会新記録で制した。駒大の桑田駿介(2年)が1時間0分48秒を出して2位。東洋大の西村真周(4年)が1時間1分18秒で3位、帝京大の原悠太(3年)が1時間1分21秒で4位、駒大の菅谷希弥(のぞみ、2年)が初ハーフながら1時間1分24秒で5位に入った。
桑田は終始集団を引っ張り、最後は競り負けたものの自己ベストを21秒更新。「自分の気持ちいいペースでずっと走れた。2番で悔しいが今年のレースの状況を踏まえたらやっといいレースができた。今まではきつい、苦しいもがくレースが多かったが、今日のレースは最初から楽しく周りも余裕を持って見ながら走れた」と笑顔を見せた。
先月の出雲駅伝では3区区間9位と撃沈。2位で受けたタスキを9位まで落とし、優勝争いから脱落した。大学1年時の出雲でデビューしてから大学駅伝では主要区間を走ってきたが、今月2日の全日本大学駅伝ではメンバーから外された。
エース候補の苦悩にチームメートも寄り添った。主将の山川拓馬や大エースの佐藤圭汰(ともに4年)、昨年度主将の篠原倖太朗(現・富士通)らから声をかけられた。練習ではめっぽう強いが、昨年の全日本2区区間17位に続く2回目のブレーキ。昨年、7区で区間賞を獲得した篠原から区間賞のトロフィーを託され、今年こそは区間賞を取って返そうとの思いを持っていたもののスタートラインに立つことすらできなかった。出雲後は山川らのアドバイスの下、コンディショニングを見直したという。全日本当日は東京・世田谷区の道環寮に残ってチームメートを応援。「うれしい気持ちもあったが自分が走って優勝したかったなと気持ちが大きかった」と悔しさをかみしめた。
同学年の活躍も刺激になった。全日本では昨年、桑田が苦戦した2区で谷中晴(2年)が区間3位と好走。「谷中が丸亀(日本学生ハーフマラソン)で60分台を出したので自分も同学年として負けていられないし、負けたくない。設定としては61分を目安に決めていた」とライバルの自己ベスト(1時間0分57秒)付近をターゲットに臨んだ。
今大会は箱根のメンバー入りをかけた大事な一戦だった。今年1月の第101回大会は4区区間4位。「往路にいきたい気持ちはあるが、そこはチームの状況もある。今年は出雲で足を引っ張ってしまった。全日本で篠原さんにトロフィーを返すことを目標にしていたが、走ることもできなかった。箱根はチームの役に立つ走りがしたい。とりあえず任された区間をひたすら走ることに集中したい」と桑田。復活のエース候補が、箱根王座奪還の最後のピースを埋める。
駒大・桑田駿介は名誉挽回の自己ベスト「やっといいレースができた。楽しく走れた」 上尾シティハーフマラソン/陸上
引用元:サンケイスポーツ


