25日の「第45回大阪国際女子マラソン」(サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)で日本勢最上位の4位に入った矢田みくに(26)=エディオン=が26日、大阪市内のホテルで会見した。2時間19分57秒で初マラソンの日本歴代最高記録を更新したが、競り勝てなかったレースを「悔しい」と振り返り、今後は日本記録の更新を目指すと宣言した。
激走から一夜明け、穏やかな表情の中に〝次の42・195キロ〟への思いが宿った。矢田は今後のレースに向け、日本記録への挑戦を掲げた。
「前田穂南さんの日本記録は練習の中でも考えることがあった。今後はそこを目指してやっていきたい」
冷え込む浪速路で残した2時間19分57秒は日本歴代6位の好タイムで、前田穂南(天満屋)が同じコースで2年前に出した2時間18分59秒の記録まで58秒に迫った。「可能性は少し感じた」と記録の更新へ手応えをつかみ「今後が勝負。欲をかきすぎず淡々と練習していけば、近づいていくんじゃないか」と自らに矢印を向けた。
指導するエディオンの沢柳厚志監督も「今回は初マラソンで、スタートラインに立たせることを重視した。練習の強度は控えめだった」と振り返り、今後は強度を高めた練習で矢田のポテンシャルをさらに引き出すイメージを語った。
最終盤まで海外招待選手と競り合い、結果は4位。「最後は勝ち切れなかった。そこは悔しい」と尽きない向上心をのぞかせた矢田。レースで得た経験を今後の走りに還元していくと誓った。
これで2028年ロサンゼルス五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得。昨年の世界選手権1万メートル代表でマラソン、トラックレースを並行して強化を続けるという。
「彼女たちの余裕度と私の余裕度が全然違い、スピードへの抵抗力のなさを感じた。マラソンをやりつつ、トラックも大事にしていきたい」
目標に据える2年後のロス五輪に向け、さらなる高みへ駆けていく。(邨田直人)
■矢田みくに(やだ・みくに)1999(平成11)年10月29日生まれ、26歳。熊本県出身。中学で陸上を始め、熊本・ルーテル学院高からデンソーに入社し、2022年にエディオンへ。25年5月にアジア選手権1万メートルで銅メダル。同年9月の世界選手権東京大会1万メートル20位。1万メートルの自己ベストは31分12秒21。第45回大阪国際女子マラソンでマラソンに初挑戦し、2時間19分57秒で初マラソンの日本歴代最高記録を更新。159センチ。
大阪国際女子マラソン 矢田みくに、日本記録の更新目指す「可能性は少し感じた」
引用元:サンケイスポーツ


