第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(3日、5区間、復路109・6キロ)青学大が10時間37分34秒の大会新記録で3大会連続9度目の総合優勝。大会史上初となる2度目の3連覇を達成した。就任22年目の原晋監督(58)は「原メソッド」と呼ばれる練習法に加え、激しいメンバー争い、食事面の改革などでチームを強化。キーワードとして用いる「技体心」を部員全員が体現して、大会前に掲げた「輝け大作戦」を成就させた。
史上初となる2度目の3連覇。原監督は部員たちの手で9度、宙に舞った。往路、復路、総合成績で全て大会新記録を樹立。「輝け大作戦」も大成功となった。
「300%輝きました! 12年で9度(総合優勝)。すごいことをやったという実感はある」
2日の往路では、指揮官が山上りの5区に起用したエース・黒田が驚異の走りで逆転。復路は、山下りの6区で起用した石川浩輝(1年)ら若い力が躍動して、一度もトップを譲らなかった。
昨年の新チーム結成当初、原監督は現状を示すために「(箱根の)優勝は0%」とあえて厳しい言葉をかけた。前回優勝の主力が卒業。厳しい状況だったが、主将の黒田を中心に、着実に力をつけた。
今季は食事面で大きな改革を行った。シーズンを大きく4つに区分。2024年10月から栄養コーチを務めるOBの鶴貝彪雅(ひょうが)さんと、原監督の妻で寮母の美穂さんが協力して、強化期間はビタミン、抗炎症作用を含む野菜中心、秋の駅伝シーズン前は糖質を増やすなど、栄養素にまでこだわった料理を時期ごとに提供した。結果、年間で故障者が部員(47人)の1割程度まで減少。厳しい練習に耐える丈夫な体を作った。
昨年4月から後輩を指導するOBの下田裕太さんは、「背中で見せることを重要視している選手が多かった」と話す。4年生が率先して練習量をこなすことで下級生も感化され、激しい競争が生まれた。
原監督が「正しいメソッドで技術を身に付けることで、体も育つし、心も備わっていく」とキーワードに掲げる「技体心」を体現。優勝確率0%から300%輝くチームへと変貌を遂げた。
青学大に黄金期が到来している。箱根4連覇へ、指揮官は「正しいメソッドを持っていけば、人材は必ず成長する。いい選手と巡り合ったときには必ず優勝争いをすることができる」と自信を見せた。(児嶋基)
青学大・原監督「300%輝きました!」 「輝け大作戦」成就&12年で総合V9度 食事改革でけが人激減…「技体心」で常勝軍団キープ
引用元:サンケイスポーツ


