青学大、復路完全Vで史上初の2度目総合3連覇達成!! 亡き友を表す『★7』マークで走った金栗杯&MVPの黒田朝日「新しい歴史を作ってほしい」

青学大、復路完全Vで史上初の2度目総合3連覇達成!! 亡き友を表す『★7』マークで走った金栗杯&MVPの黒田朝日「新しい歴史を作ってほしい」

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(3日、5区間、復路109・6キロ)青学大が復路は一度もトップを譲らず、10時間37分34秒の大会新記録で3年連続9度目の総合優勝。2度目の総合3連覇は史上初の快挙となった。8区の塩出翔太(4年)が1時間3分45秒の区間新記録で突き放すと、9区の佐藤有一(4年)も区間賞を獲得。往路の5区で区間新記録を樹立した黒田朝日(4年)が金栗四三杯と大会MVPをダブル受賞するなど、4年生が輝いた。国学院大が10時間40分7秒で過去最高の2位、順大が3位に入った。

今年も青学大がトップで大手町に帰ってきた。アンカーの折田壮太(2年)は右手3本、左手4本、計7本の指を立ててゴールテープを切った。

「往路を見て、やっぱり黒田朝日頼りになったようなレースだった。自分が区間新を取って、(総合優勝を)決定付けられるような走りをしようと思って体現できた」

史上初の同一大学2度目の3連覇。8区で区間新記録の快走を見せた塩出は胸を張った。

2日は1区16位と出遅れたが、徐々に順位を上げ、5区でエースの黒田主将が1時間7分16秒と驚異の走りで往路優勝。復路も6区の石川浩輝が1年生では初の58分切りとなる57分15秒で駆け抜けて流れを作った。

「青学で一番距離を走ったし、自信を持って走った」と塩出。8区終盤の難所、遊行寺坂を越えてからも、夏場に月間1400-1500キロも走りこんできた自慢の脚力でペースを落とさず。2019(平成31)年に小松陽平(東海大)が記録し、10区間で唯一、平成から残っていた区間記録を4秒、塗り替えた。

4年生には負けられない理由があった。塩出は「学年のグループLINEで『皆渡の分、しっかり走るぞ』と言っていた」と明かした。昨年2月、同期の皆渡星七(みなわたり・せな)さんが悪性リンパ腫のために亡くなった。チームのムードメーカーで後輩からも慕われていた。24年の全日本大学駅伝でアンカーを務めた塩出が失速し、1位から3位に沈んだときには「翔ちゃんじゃないと走れなかった」と励ましてくれたという。

亡き友と一緒に箱根路を走った。黒田は右脚に黒いペンで『★7』と記した。折田はランニングパンツに漢数字の七の形に7つの星が並んだマークを刺しゅうで入れた。「(ゴールポーズは)右手は3連覇。左手は4連覇につながるように。そして足したら皆渡星七の7になる-」。全10区間で天国の皆渡さんと並走。最後に部員全員の笑顔が大手町で輝いた。