「黒田朝日の部屋は本当にきれい」青学大の寮長・佐藤有一、日常生活から厳しく呼びかけ 「★7」でも一体感、全員が区間3位以内の圧倒劇で総合3連覇【箱根駅伝】

引用元:中日スポーツ
「黒田朝日の部屋は本当にきれい」青学大の寮長・佐藤有一、日常生活から厳しく呼びかけ 「★7」でも一体感、全員が区間3位以内の圧倒劇で総合3連覇【箱根駅伝】

◇3日 箱根駅伝・復路

 青学大が大会史上初となる2度目の総合3連覇を達成した。往路2位だった早大に18秒差をつけてスタート。8、9区で区間賞を獲得するなど危なげなく逃げ切り、昨年に樹立した大会記録を大幅に更新する10時間37分34秒で3年連続9度目の総合優勝を飾った。2015年の初優勝から12年間で9度目の総合優勝。3連覇は、4連覇を達成した15~18年以来となった。復路も5時間19分26秒の新記録で2年ぶりに制するなど、記録ずくめの内容で圧勝した。

 「300%輝きました!」。青学大の原晋監督が掲げた「輝け大作戦」は大成功を収めた。「一人一人が大手町に一番星となって帰って来たい」。そんな思いを込めた言葉通り、復路は独走でゴール。全員が区間3位以内で8区の塩出翔太(4年)は区間新記録を樹立した。

 昨年は10月の出雲駅伝が7位、11月の全日本大学駅伝が3位。それでも、得意の箱根にしっかりと合わせてきた。今年のチームでも原監督がデータを重視し、確立してきた「青学メソッド」を実践。さらに、学生主体の寮生活が一体感を生み「タイム以上の力を引き出していると考えている」と強調した。

 寮長の佐藤有一(4年)は「自分が寮長になってから、厳しく呼びかけている」と明かす。時間の厳守、徹底した掃除、整理整頓。チーム全体で日常からきっちり取り組んでいる。エースの黒田朝日(4年)の部屋を見たことが一つのきっかけとなった。「黒田朝日の部屋は本当にきれい。いつ見ても、きっちり整理されている。それが競技にもつながっていると感じた」と語る。寮長の仕事にとどまらず、競技面でも結果で示し、9区で区間賞を獲得した。

 もう一つ、一体感を生んだものがあった。昨年2月に亡くなったチームメートの皆渡星七(みなわたり・せな)さんへの思いとともに、選手は上腕や太ももに「★7」とペンで描き込んで力走した。アンカーの折田壮太(2年)は「皆渡さんを含め、4年生が大手町で笑うことができた。輝き世代が箱根の歴史に残ったのがうれしい」と笑う。皆渡さんにささぐ3連覇となった。