帝京大、往路17位→総合9位でシード獲得 中野監督「久しぶりにしびれたね。ミラクル帝京です」

帝京大、往路17位→総合9位でシード獲得 中野監督「久しぶりにしびれたね。ミラクル帝京です」

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(3日、5区間、復路109・6キロ)往路17位と大きく出遅れた帝京大は復路5位と巻き返し、10時間53分15秒で総合9位に食い込み、史上最大の逆転劇で10位以内に与えられるシードを3年連続で獲得した。中野孝行監督(62)は「ミラクル帝京」と満面の笑みを浮かべた。往路2位から15年ぶりの総合優勝を狙った早大は10時間44分29秒で4位。往路3位の中大は10時間44分31秒で5位。10位に入った日大は12年ぶりにシードを獲得した。

史上最大の逆転劇を完遂した。往路17位に沈んだ帝京大が驚異の追い上げで9位に。2005年から指揮を執る中野監督も目を丸くした。

「久しぶりにしびれたね。ミラクル帝京です」

往路を終えてシード圏内となる10位までの差は4分15秒。それでも誰も諦めなかった。往路の結果を受けて指揮官は「1日で5分(近く)差をつけられたなら逆もある。俺は諦めてねえぞ。(復路で)1人1分縮めれば5分だぜ」と選手に発破をかけ、柴戸遼太主将(4年)も部員のグループLINEに「まだ諦めないぞ」とメッセージを送った。

昨年の全日本大学駅伝6位の実力校。復路は力を発揮し、5人全員が区間6位以内と快走した。復路は6区16位、7区14位、8区12位、9区11位と徐々に順位を上げ、最後は9位に滑り込んだ。

「世界一諦めが悪い」と掲げるチーム。2011年大会で往路16位の青学大が総合9位に入った例があるが、それを上回る大逆転劇を披露した。「17位から9位は(過去に)ないと思う。『世界一諦めが悪い』ではなくて、『ミラクルを起こす帝京』って言っていいかな」と中野監督。〝ミラクル帝京〟が箱根駅伝で存在感を示した。(鈴木和希)