早大・工藤慎作、ゴール後号泣「悔しいの一言」不調で〝山の神〟争いに敗れるも復路に期待

早大・工藤慎作、ゴール後号泣「悔しいの一言」不調で〝山の神〟争いに敗れるも復路に期待

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(2日、5区間、往路107.5キロ)5区(20.8キロ)の〝山の神〟争いで敗れ、往路2位に終わった早大の工藤慎作(3年)はゴール後、仲間に抱きかかえられてベンチに腰掛けると号泣した。

「悔しいの一言に尽きる」。青学大・黒田朝日(4年)に抜かれたレースを振り返った。

トップの中大から1分12秒差の2位でタスキを受けると、前を猛追した。7キロ地点で30秒差まで迫ると、10キロ手前でトップに。だが、「抜いてよかったというのはあったけど、(監督車から)後ろから黒田さんが来ているという情報をもらったので油断せずに走っていた」という。

ところが黒田の驚異的なペースに追い上げられ、14キロ手前で抜かれた。「その時点で、かなり自分の脚が止まっている感じがあって、抵抗できなかった」と工藤。

実はピーキングに失敗し、1週間ほど前から調子が上がり切らない感覚があったそうで「中盤に行く前からきつくなっていた」と振り返る。

「(往路で)勝ちたかったが、5人は力通りの走りをしてくれた。黒田くんが一枚も二枚も上手だった」とは花田勝彦監督。1分9秒46という工藤の区間タイムも「想定通り。調子がよくないので心配していたが、前を追う走りをしていた」とねぎらった。

不調の中でも「動かさないといけない」と懸命に追い、青学大との差を18秒にとどめた工藤。「まだ十分、戦える位置にいると思うし、先頭よりも追える方が、もしかしたらいい感じでいけるかも」と話し、「復路の5人には総合優勝へ向けて頑張ってほしい」と期待した。

来年度へ向けては「区間賞を狙いたい」と即答した工藤は「どの区間を走るかは(これから)再考できれば」と含みを残した。