【箱根駅伝】中大 30年ぶり歓喜へ…夏合宿を一変「速いだけのチームから、強さも持ち始めた」

引用元:東スポWEB
【箱根駅伝】中大 30年ぶり歓喜へ…夏合宿を一変「速いだけのチームから、強さも持ち始めた」

 速さがつくる新時代へ――。第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の注目校を6回に分けて紹介する連載の第5回は、エントリー選手上位10人の1万メートルの平均タイムが、大会史上初の27分台となった中大をピックアップ。持ち前のスピードで30年ぶり制覇を狙う。

【群雄割拠の箱根路に挑む6強たち(5)】今季の出雲駅伝は10位で終えたが、全日本大学駅伝では2位と順位を上げた。藤原正和監督(44)は頂点に向けて「今年は夏合宿の方法を、従来と変えた。より箱根向きにし、全くスピード練習をやらなかった。距離は例年の8~9月で約300~400キロは増えた」と箱根路を見据えた強化をしてきたという。

 優勝を目指す中では、3連覇に意欲を示す青学大の壁もある。だが、指揮官は夏合宿の狙いの一つに「持っているスピードを箱根にどう生かすかが、我々の今一番大きなテーマだと至った時に、走り込みで突き抜けるくらいの土台づくりをして青学さんとスタートで並んだ時に『彼らよりもやってきたぞ』と、言える状況をつくってあげたかった」と説明した。

 さらに全日本大学駅伝後も持ち前のスピードは健在だった。11月のMARCH対抗戦、八王子ロングディスタンス(いずれも1万メートル)前には「(2試合で)もう一度我々が持っているスピードと、夏にやってきたスタミナの練習が今、握手していることを結果で出し、自信をつけさせたい」と語っていたように、箱根駅伝エントリー選手のうち、12人(初出場含む)が自己記録を更新した。

 岡田開成(2年)の27分37秒06を筆頭に、27分台は6人。エントリー選手の上位10人の平均タイムは27分55秒98を誇る。

「速いだけのチームから、強さも持ち始めたのが、今の一番の勢い。その勢いを持って本番を迎えたい」。スピード軍団の激走が始まる。