引用元:朝日新聞
元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で、トヨタ自動車は2年ぶりの優勝を狙う。
30日の区間発表で1区に配置された吉居大和は、中央大時代の2022年に箱根駅伝1区で区間新記録を樹立。在学中に箱根制覇はならなかったが、2学年下の弟・駿恭(しゅんすけ)(4年)が主将として母校を引っ張る。
大和は12月上旬、ニューイヤー駅伝に向けて千葉県内で合宿をしていた。「求められるのは優勝のみというチーム。自分の走りでチームに貢献したい」
愛知県田原市生まれ。両親ともに陸上選手で、兄弟3人、小学生の頃から世界陸上やオリンピックを見て育った。
高校は仙台育英(宮城)に進学。19年冬の全国高校駅伝では、駿恭とともに優勝をつかんだ。20年に中央大に進学後は4年続けて箱根駅伝に出場。2年だった22年は1区で区間新記録を打ち立て、3年だった23年はエースが集う「花の2区」で区間賞を獲得した。
4年だった24年は大会前の体調不良の影響もあって2区で区間15位に終わったが、翌日の7区で当時2年だった駿恭の給水を担当。駿恭は区間賞を獲得した。
卒業後はトヨタ自動車へ。25年のニューイヤー駅伝は1区でデビューした。翌日の箱根駅伝はテレビ中継にゲスト出演し、駿恭が1区序盤から飛び出して区間賞を獲得した姿を見届けた。
実況アナウンサーから「吉居大和さんから声をかけていただけませんか」と水を向けられると、「本当に、おつかれさま」とねぎらった。
迎える26年の正月。大和はトヨタ自動車の2年ぶりの優勝をめざして、快走を誓う。
駿恭は中央大の30年ぶりの箱根制覇をめざしている。大和は「タイムにこだわらず、気負わずに」とエールを送る。(江戸川夏樹)


