富士通陸上部が12月20日までの10日間、鹿児島県大崎町で来季に向けた強化合宿を行い、期間中に同県と宮崎県の中高生約30人を対象に陸上教室を開催した。選手の立案による企画で、場所は充実した室内設備を誇るジャパンアスリートトレーニングセンター大隅。男子110メートル障害で2022年世界選手権代表の石川周平らが講師を務め、「股関節を使う動き」をテーマに約2時間、指導した。
男子400メートル障害で19年世界選手権代表の豊田将樹、女子400メートル障害で23年世界選手権代表の山本亜美も講師を務めた。チームの主将でもある石川は「少しきつさがある内容だったが、最後まで前向きに取り組んでくれたことが印象的だった」。山本は「良い動きをしている選手も何人かいたので、これからが楽しみ。今回の陸上教室が良いきっかけになってくれたら」と成長に期待を込めた。
◇26年アジア大会を飛躍の転機に
富士通は9月の世界選手権東京大会で存在感を示した。男子400メートルの中島佑気ジョセフが予選で44秒44の日本新記録をマークし、決勝で6位入賞と躍動。女子100メートル障害の田中佑美、男子400メートル障害の井之上駿太、同走り幅跳びの橋岡優輝らも大観衆の国立競技場に立った。
チームは来季、9月開幕の愛知・名古屋アジア大会を大きなターゲットと捉え、練習に励んでいる。田中は「26年シーズンはけがなく、少しでも改善した走りをしたい。世界大会のない年なので、新しいチャレンジをして楽しいシーズンにしたい」と決意。井之上は「アジア大会でのメダル獲得が最大の目標。走力の底上げと安定したハードリングの獲得を目指して、トレーニングを積んでいる」とし、男子棒高跳びの江島雅紀は「次回の世界陸上、五輪を見据えて、アジア大会でメダル獲得を目指す」と意気込む。自国の大舞台を世界で飛躍するためのステップとしたいところだ。
富士通陸上部、鹿児島で「教室」◆トップ選手が合宿中に立案
引用元:時事通信
