青学大壮行会で塩出翔太ら4人が山上りの5区に立候補 原晋監督「決めるのはこっちなので右から左に流した」/箱根駅伝

青学大壮行会で塩出翔太ら4人が山上りの5区に立候補 原晋監督「決めるのはこっちなので右から左に流した」/箱根駅伝

来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝で総合3連覇を目指す青学大が11日、東京・渋谷区の青山キャンパスで壮行会を開き、エントリー選手が出走希望区間を明かした。在学中に3度5区を走り〝若の神〟の異名をとった若林宏樹さんが卒業して、経験者が不在となった山上りに塩出翔太(4年)ら4人が名乗りを上げた。

勝負を大きく左右する5区を担うのは誰か。多くの在校生が足を止め、応援団なども集結した壮行会で、まず立候補したのは塩出だった。

「今年1年間は本当に箱根駅伝で優勝するために練習をしてきました。希望区間は4区、5区、8区です」

前回大会8区区間賞を獲得した4年生が最後の箱根路で最も過酷な山への挑戦を見据えた。その次にマイクを握った鳥井健太(3年)も続く。「自分の希望区間は5区です。1、2年目はエントリーに入れず、悔しい思いばかりをしてきたので、その悔しい思いをすべてぶつけて優勝に貢献できる走りをしたいと思います」と、自らの走りで3連覇を手繰り寄せる覚悟を見せた。

さらに前回大会は平たんなコースが続く10区で区間賞を取った小河原陽琉(2年)も「今年はしっかりと主要区間で好走して優勝したい」と、アップダウンが激しい5区を希望。最後に原晋監督が「山上りが非常に得意」と評価する上野山拳士朗(1年)も「1年生らしく、積極的な走りでチームを総合優勝に導きます」と、それに加わった。

4人が5区への出走を大勢の前で希望するのを見届けた原監督は、「希望は希望で決めるのはこっちなので右から左に流した」と冗談交じりに話しつつ、「過去11年で8度優勝しているが、負けたときは大概、山でブレーキしている。特に山上りで一旦ブレーキを起こすと、区間賞(のペース)から区間最下位まで、時と場合によっては20分、30分開くことがある」と、山の重要性を語った。

「練習段階では十分、準備はできていますけど、経験者がいないので、練習ではできても試合では外すというパターンもある。今回の不安材料を1つ挙げるならばそこ」と指揮官。「上りも大切だけど、下りも大切。その人選を残り3週間で決めていきたい」と熟考を重ねて結論を出す。