東海大ロホマン・シュモン「ここで諦めたらダメだよ」支えてくれた母への“言葉” 2年ぶりの箱根路で恩返しの走り誓う

引用元:日テレNEWS NNN
東海大ロホマン・シュモン「ここで諦めたらダメだよ」支えてくれた母への“言葉” 2年ぶりの箱根路で恩返しの走り誓う

来年1月2日・3日に行われる第102回箱根駅伝。その大舞台を前に、雪辱を誓う選手がいました。

東海大学4年のロホマン・シュモン選手です。2年生で10区を任され、中心選手として期待されてきました。しかし去年の箱根駅伝予選会、季節外れの暑さの中で、ゴール直前に熱中症で倒れ、フィニッシュまであとわずか約10メートルで棄権。チームも12年ぶりに本選出場を逃しました。

ロホマン選手は当時を「ゴールが見えていないくらい意識がもうろうとしていた。あと何メートルか分かっていればもっと頑張れた」と振り返ります。

予選会直後、ロホマン選手は約1か月練習を離れ、「メンタルがきていて、苦しいとかやめたいという気持ちがあった」とのこと。そんな彼の支えとなったのが、母の真由美さんでした。

予選会はテレビで見ていたという母は「こちらも泣きたい気持ちだった。本人の気持ちを思うとどう声をかけていいのか」と、悩んだといいます。それでも、どん底のロホマン選手に声をかけました。

「ここで諦めたらダメだよ。最後までやり通して、やり切ったと思って終わりなさい」

その言葉に助けられ、ロホマン選手は陸上競技を継続。予選会に向け、温湿度や酸素濃度を調整できる特殊なトレーニング室で、厳しい環境下での練習を重ねました。

「お母さんがいなかったらここまで陸上を続けてきていなかった」と語るロホマン選手。1年が過ぎ、10月に箱根予選会がやってきました。

暑さ対策で例年より約1時間前倒しのスタート。「予選会の悔しさがずっと残っていて、絶対にリベンジしないと意味ない」と意気込んでいたロホマン選手は、沿道で真由美さんも見守る中、チーム6番手の1時間3分41秒でフィニッシュを遂げました。

ゴール後はすぐに母の元へ向かい、感謝を伝えます。東海大学も5位に入り、2年ぶり52回目の出場を決めました。

「去年のフラッシュバックするポイントにさしかかった時も、しっかりと強い気持ちを持って通過することができた」と振り返るロホマン選手。

「明日見に行くから頑張ってと声かけをいただいたので、絶対頑張るしかないという気持ちがあった。応援してくれて本当に良かった。最後箱根でしっかり恩返しをして走りきりたい」と、母への感謝と決意を口にしました。

(12月2日放送『news zero』より)