引用元:日刊スポーツ
<陸上:バレンシアマラソン>◇7日◇スペイン◇男子マラソン(42・195キロ)
陸上男子長距離で五輪3大会連続出場の大迫傑(34=リーニン)が、マラソンの日本新記録を樹立した。7日、スペインのバレンシアマラソンに臨み、2時間4分55秒で4位。21年鈴木健吾の従来の日本記録を1秒更新した。同種目の日本記録更新は、18年の2時間5分50秒、20年の2時間5分29秒に続き、自身3度目となった。
日本陸上界をけん引してきた34歳が、快記録を打ち立てた。17年からマラソンに挑み、21年東京五輪で6位入賞。その後は一時引退したものの、22年に現役復帰し、24年パリ五輪でも13位となった。今季も国内外で練習を積み、この日は1年ぶりのマラソンで激走を見せた。
10月には中国のスポーツ用品メーカー「リーニン」に所属変更。マラソンシューズで世界シェア6位を誇る企業とタッグを組み始めた。同月には「シンプルに靴の性能が良い。自分の形を作って、そこからいかにしてイノベーションを生んでいくかが大事」と説明。環境を変えて、いきなり日本記録の結果を出した。
これで27年開催予定のロサンゼルス五輪代表選考会となるMGCの出場権を獲得した。昨夏のパリ五輪後には「自分の努力が出しきれなかったところがある。自分はもっとできる思いがある」と語っていた大迫。挑戦を明言していた4大会連続の五輪へ、可能性が見えてきた。
◆大迫傑(おおさこ・すぐる)1991年(平3)5月23日生まれ、東京・町田市出身。早大時代に4年連続箱根駅伝出走。世界選手権は13年から2大会連続出場。3000メートル、5000メートルでも日本記録を保持。妻は元SKE48の橋本あゆみ。2児の父。170センチ。


