【水上の女神~レーサーの素顔(333)】中村紋夕梨/ボートレース

【水上の女神~レーサーの素顔(333)】中村紋夕梨/ボートレース

デビュー初勝利はもう目前だ。3日に終了したレディースvsルーキーズバトル(多摩川)の5日目10Rに出場した中村は4コースから差して2着。1~3コースの選手がフライングで返還欠場となり、繰り上がりで1着のチャンスだったが2マークで金田幸子にまくられて万事休す。「1マークはうまく差せたけど、その後が冷静じゃなかったですね…」と悔しそうに振り返る姿が印象的だった。

学生時代は空手や陸上などで汗を流したスポーツ少女が、ボートレーサーを目指すきっかけになったのは両親からのすすめだった。

「養成所の試験を受けてみたら?といわれていて、高校卒業後の進路を決めるときに一度受けてみようと思いました。最初の試験は2次で落ちて…。それが悔しくて、絶対受かってやる!!と思って、3度目で合格しました」

ボートレーサー養成所での1年間の厳しい訓練を乗り越えて、晴れて昨年5月に蒲郡でデビュー。初勝利には手が届いていないが、徐々に見せ場をつくれるようにはなってきた。

「最初のうちはお客さんに見られていると思ってめちゃくちゃ緊張していたし、今も舟券に貢献できるようにならないといけないと考えて走っています。(初勝利は)次にチャンスがきたら絶対に決めたい」

キュートな笑顔の奥に秘めた負けん気の強さは最大の武器といえる。練習で、試運転で、そしてレースで一生懸命に腕を磨く中村の今後の成長に要注目だ。

(立山友基)

中村 紋夕梨(なかむら・あゆり) 2003(平成15)年7月19日生まれ、22歳。愛知県出身。愛知支部。134期として昨年5月に蒲郡でデビュー。特技は空手。趣味はDIY。好きな食べ物はじゃがバター、マヨネーズ。休日の過ごし方はショッピング、映画鑑賞。次走は15日からの鳴門一般戦に出走予定。153センチ、46キロ。血液型B。