引用元:サンケイスポーツ
箱根駅伝で2年連続で山上りの5区を走り〝山の名探偵〟の異名を持つ早大の工藤慎作(3年)が5日、アシックスのイベント「ASICS×EKIDEN Meetup ~あの日々を、強さにかえていけ。~」に登壇。来年1月2、3日の大舞台に向けて「5区区間新」を目標に掲げた。
2日の全日本大学駅伝(愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮)でチームは5位だったが、工藤は最終8区で56分54秒を記録。大学の大先輩、渡辺康幸氏が1995年大会で記録したこれまでの区間日本人最高記録56分59秒を30年ぶりに更新するなど、好調をキープしている。
箱根駅伝の山登り区間である5区では1年時に区間6位、2年時には同2位と得意としている工藤。「2年間走ってきて、昨年の時点で課題も見つけることができているので、そこを改善することで区間新、68分台も射程圏内だと思う」。2025年に若林宏樹(青学大)が作った1時間9分11秒の区間記録の大幅更新を狙う。
記録更新に向けての課題が宮ノ下から小涌園前にかけての急坂の攻略。22年、23年と2年連続で5区区間賞を獲得した城西大OBの山本唯翔(スバル)と比較すると「そこでかなりタイム差がある。自分もそこでタイムを伸ばすことができれば30秒、40秒タイムを削ることができる」。課題を克服するために有酸素能力を高めることを意識してきたという。
チームとしては大学駅伝三冠を成し遂げた10年度以来、箱根駅伝の総合優勝はない。「主に復路を走るメンバーに奮起してもらえれば、早稲田が三冠のときから優勝していないという問題が解決できる。(往路にいい形でタスキを渡すためにも)自分が(タイムを)稼ぐつもりで走っていきたい」と工藤。〝山の名探偵〟が、まずは自身の課題を解決し、チームの問題も解決に導く。

