◆全国高校駅伝福岡県大会男子(2日・嘉麻市嘉穂総合運動公園周辺コース=42・195キロ)
昨年の全国高校駅伝で準優勝だった大牟田は2時間16分44秒の11位で、全国への出場を逃した。今春に駅伝部コーチが退任して鳥取城北の監督となり、選手の大半も同校に転校。OBで今春就任した磯松大輔監督の下、競歩が専門の佐々木奏多主将(3年)と、陸上部で400メートル障害、八種競技が専門の3年生2人、1年生3人で臨んだ。
ゴールに飛び込んだアンカー吉田唯人(1年)を、温かい拍手が包んだ。都大路出場はならなかったが、「新生・大牟田」の第一歩。吉田は「福岡の強豪と言えば大牟田高校。誇りを持って走った」とプライドを胸に、伝統のたすきを最後まで運んだ。区間7位、チームは11位という結果に「来年、再来年と力をつけて都大路を走りたい」と気持ちを新たにした。
指導者の交代に伴い、佐々木以外の2、3年生が鳥取城北に転校。新入生も専願入試を受けた14人中10人が鳥取城北に入学した。その中で、吉田は「長い歴史があるので、そこで走らせてもらう機会があるなら、大牟田で走りたいと思った」と予定通り大牟田に進学。熊本県出身で、競技経験は硬式野球チームに所属しながら駅伝大会に出る程度だったが、入学後に本格的に陸上に取り組んだ。
1区の森遥人(1年)も「磯松監督の実績も素晴らしいので」と、コニカミノルタの監督としてニューイヤー駅伝優勝に導いた新指揮官にも魅力を感じて大牟田へ。区間9位ながら、最長10キロの区間で各校のエースたちにスタートから3キロ付近まで食らい付いた。
長距離以外の種目をやる陸上部の選手も借りて登録メンバー10人をそろえたが、故障などで実際に走れるメンバーは7人でギリギリだった。初の高校駅伝を終えた磯松監督は「無事にゴールしてくれて安心している」と振り返った一方、1区で9位発進後、上位争いができないまま終わり、「駅伝の厳しさを知ったと思う」とも語った。
今の大牟田にとっては全てが経験。来年以降、エースとしての期待がかかる森は「来年は(トラックで)インターハイに行きたい。駅伝では再来年に都大路が目標」。ここから新たな伝統を紡いでいく。(伊藤瀬里加)
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引用元:西スポWEB OTTO!


