◇名古屋ウィメンズマラソン(2026年3月8日 名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着)
昨年の世界選手権代表の佐藤早也伽(31=積水化学)が2時間21分56秒で日本勢最高の2位となった。2連覇を飾ったシェイラ・チェプキルイ(35=ケニア)と2秒差でゴールし、2年連続の2位。加世田梨花(27=ダイハツ)は2時間22分53秒で4位。佐藤ら日本勢上位6人が日本陸連が定める条件を満たし、28年ロサンゼルス五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年秋)の出場権を獲得した。
佐藤が驚異的な粘りで海外勢に食い下がった。強風にも苦しめられ日本勢がふるい落とされていく中、最後まで先頭集団でレースを展開。40キロ付近でペースを上げてデスタを振り払い、前回女王のチェプキルイとの一騎打ちに持ち込む。ラストのスパート勝負は2秒差で競り負けたが「悔しいけど、自分の中では頑張れたのかな」と充実の汗を拭った。
前回大会で2位となり、昨年9月の世界選手権に出場。だが、初出場の小林香菜(大塚製薬)が7位入賞を果たしたのに対し、2大会連続出場の自身は13位にとどまり「挑戦する気持ちが足りていない」と憤りを感じた。その後はケガがありながらも、年が明けてから調整を本格化。目標とした自己ベスト更新は逃した一方で、悪条件の中でタフさを示した。
「(ケガ明けで)不安な気持ちはあったけど、それに負けないように練習を頑張ってきた」。会見では苦しい時期を思い出し、大粒の涙を流した。この結果で今秋に愛知で開催されるアジア大会の代表選考で最上位となり、27年にはMGCも待つ。「もっと強くなりたい」と語る31歳が、より高みを目指していく。
◇佐藤 早也伽(さとう・さやか)1994年(平6)5月27日生まれ、宮城県大崎市出身の31歳。常盤木学園高から東洋大に進み、17年に積水化学に入社。20年に初めてマラソンに挑戦し、昨年の名古屋ウィメンズで自己ベストの2時間20分59秒をマーク。1メートル57。既婚。
【名古屋ウィメンズ】佐藤早也伽 日本勢最高2位でMGC切符に涙 連覇の王者と2秒差
引用元:スポニチアネックス


