◇8日 名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドームナゴヤを発着点とする42・195キロ)
昨年優勝のシェイラ・チェプキルイ(ケニア)が2時間21分54秒で連覇を飾った。佐藤早也伽(積水化学)が2時間21分56秒の2位で続いた。五島莉乃(資生堂)は2時間24分44秒で日本人5番手となる7位に入った。昨年の世界選手権東京大会代表の安藤友香(しまむら)は2時間30分32秒で17位、2021年東京、24年パリ五輪代表の前田穂南(天満屋)は19キロ過ぎに遅れて2時間31分21秒で21位。2年ぶりの出場となった鈴木亜由子(日本郵政グループ)は地元・愛知で23位だった。
【金哲彦さん評論】
強い風の影響もあって思ったような好記録は出ませんでしたが、条件が整えば数人の選手が2時間20分を切る可能性があったと思います。2028年ロサンゼルス五輪に向けて、明るい兆しが見えたと感じました。
惜しくもチェプキルイ選手に競り負けた佐藤選手ですが、前半は後ろからついていき、有力選手が落ちていく中でも冷静に集団の中でレースを進めました。最後の一騎打ちもひるむことがなく、内容も結果も評価できると思います。
2度目のマラソンだった五島選手も、27~28キロくらいで離されるまでは粘り強く走りました。焦らずに、自分の走りを貫いたレース運びでMGCの出場権をつかんだことは次のレースにつながると思います。
レース中はビルの間などから吹く突風がすごく、風向きも一定ではありませんでした。集団から離れた単独走ではきつかったと思います。有力選手でも集団から少し離れたときに風を受け、そのままズルズルと後退してしまいました。追いつきたい一心で走っているのに強烈な向かい風を受けたことは残念で、他選手やコースとの戦いではなく、風との戦いになってしまい、運にも恵まれませんでした。
安藤選手も前田選手もある程度は仕上がっていたと思いますが、風の影響で自分の走りができませんでした。鈴木選手は前半から動きが硬かったように見えました。
来年のMGCに向け、今回の出場選手に加え矢田みくに選手、赤崎優花選手らが中心になると思います。MGCまでに2時間18分台や19分台の選手が次々と出てくることを期待します。 (マラソン解説者)
【名古屋ウィメンズ・金哲彦の目】強風の影響なければ数人が2時間20分を切る可能性あったのはロス五輪へ向け明るい兆し
引用元:中日スポーツ


