2位の佐藤早也伽「もっと強くなる」 終盤の競り合いに負けて悔し涙も 名古屋ウィメンズ

引用元:産経新聞
2位の佐藤早也伽「もっと強くなる」 終盤の競り合いに負けて悔し涙も 名古屋ウィメンズ

名古屋ウィメンズマラソンは8日、名古屋市のバンテリンドームナゴヤ発着で行われ、昨年の世界選手権代表の佐藤早也伽(積水化学)が2時間21分56秒で日本勢最高の2位に入った。

「もっと強くなりたい」との思いがあふれた。2年続けて日本人トップの2位でゴールした佐藤は最後までチェプキルイとの壮絶なデッドヒートを繰り広げたが、わずか2秒及ばず。「自己ベストに届かなかったのも、ラストの競り合いに負けたのも悔しい」と唇をかんだ。

強風が吹く難条件。有力選手が先頭集団から次々と脱落した。「前で走るのは得意ではない。集団の後ろで風の影響を受けないように走れた」。レース中盤まで身を潜め、勝負どころを見極めた。一騎打ちとなった終盤は何度も前へ出ようと仕掛けたが「力負けでした」と振り返った。

万全ではなかった。昨年12月まで故障の影響で走り込めず、1月から急ピッチで仕上げた。「昨年よりも状態も良くなく不安だった」と明かす。それでも「自己ベストを出したいという目標がないと頑張れない。それに負けないように練習を頑張ってきた」。そう語ると涙があふれた。

手応えもあった。終盤の競り合いの中で「勝ちたいと思って走れたのはいい経験になった」。野口英盛監督も「2時間17分台を持つ選手の1人に勝てたのは成長」とたたえた。

MGC切符を獲得するとともに、MGCシリーズのチャンピオンとなり、今秋の愛知・名古屋アジア大会への優先的な出場権も手にした。「これから、じっくり考えたい」。次こそ悔しさを晴らす。(田中一毅)