◇名古屋ウィメンズマラソン2026 百花繚乱~咲き誇れ~(3)
名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催)が8日にバンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロで行われる。今秋の愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねており、来年秋に名古屋市内で開かれる2028年ロサンゼルス五輪選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権もかかる。日本記録保持者や代表経験者が集結し、それぞれの目標を胸に大会のスタートラインに立つ。
昨年の悔しさをばねに心身ともリニューアルした加世田梨花(27)=ダイハツ=が約3年半ぶりの自己ベスト記録更新を目指す。名古屋ウィメンズは今回が3度目の出場で2024年は4位、25年は5位。とくに昨年は納得できない内容だった。
「30キロ以降の勝負が全くできなかったことが悔しい。勝負したいと思っていたところで集団から離され、その後も粘ることができなかった。目指していかなくてはいけないペースより遅いと思って焦ってしまった。弱さが出たと思う」。当時のことを思い出すと、今も悔し涙が込み上げる。
転機は昨年8月に左太もも裏肉離れの影響で2カ月間近く、ほとんど走れなかったこと。以前から気になっていた両アキレス腱(けん)に加え、左座骨も痛めたことが遠因。故障をきっかけに、フォームを見直した。
「以前からフォームは修正しないと…とは思っていた。今の走りでは後半にもたないという課題に直面した。アキレス腱に頼らない、もっと大きな筋肉を使って走るように見直した」
動作解析の専門家やチーム内外のトレーナーらに動きを見てもらい、高速化に対応できるフォームづくりに励んだ。「感覚派」と自称する加世田が周囲の助言を受けながら、理論的に理想の走りを追求。故障したときは「このままやめるんじゃないかと思った」と、どん底まで落ち込んだ気持ちが再び上向き始めた。
目標は28年ロサンゼルス五輪出場。「五輪は最後の挑戦になると思っている。陸上人生の全てを懸けて挑んでいきたい」と不退転の決意で名古屋を走る。
加世田梨花、「感覚派」が動作解析で理論的フォーム修正「30キロ以降」も戦える!心も上向き 3年半ぶり自己ベスト更新目指す【名古屋ウィメンズマラソン2026】
引用元:中日スポーツ


